戸田恵子が演じる薪鉄子代議士の登場で物語が加速
第70話の放送後に流れた次週予告で、ついに待望の戸田恵子さんが登場することが明らかになりました。「ツモ！親倍や」という威勢の良い声とともに麻雀卓で颯爽と現れる姿は、まさに高知出身の代議士・薪鉄子そのものでした。
戸田恵子さんといえば、国民的アニメ「それいけ！アンパンマン」でアンパンマンの声を長年務めてこられた方です。やなせたかし氏原作のアンパンマンの声優ご本人がドラマに出演されるという、これ以上ない配役に視聴者の興奮は最高潮に達しています。SNS上では「ついに本物のアンパンマン」「リアルアンパンマンきた」といった歓喜の声が溢れかえりました。
薪鉄子代議士は、のぶたちが働く高知新聞社にとって重要な人物となりそうです。予告映像では麻雀を打つ姿が印象的でしたが、その堂々とした振る舞いからは、戦後復興期の女性政治家としての強さと魅力が伝わってきます。琴子さんと同様に「はちきん」の気質を持つ女性として、のぶの人生に大きな影響を与える存在になることでしょう。
戸田恵子さんの朝ドラ出演は今回で6年ぶり6回目となります。これまでの豊富な経験と、アンパンマンで培われた温かみのある声質が、薪鉄子という役柄にどのような深みを与えるのか、非常に楽しみです。物語の中でのぶと嵩の運命がどう変わっていくのか、戸田恵子さんの演技力に期待が高まります。
来週から始まる第15週「いざ！東京」というタイトルからも分かるように、物語は新たな局面を迎えます。高知から東京へと舞台が移る中で、薪鉄子代議士がのぶたちにとってどのような道筋を示してくれるのか、そして真の意味でのアンパンマン誕生への道のりがどう描かれるのか、目が離せません。
東京編への転換点となる高知新聞社での新たな出会い
第70話の最後で、のぶが入社試験の手伝いに駆り出された会場に、思いがけない人物が現れました。それは、スーツ姿の嵩（北村匠海）でした。琴子に「それ（求人広告）はしまってください」と注意されながらも、健太郎からの誕生日プレゼントの万年筆を握り締めて試験に臨む嵩の姿に、のぶは心の声で「たまるかー！嵩、どういてここにおるがで」と驚きを隠せませんでした。
史実によれば、やなせたかし氏は1946年（昭和21年）に復員し、27歳で高知新聞社に入社されています。社会部に配属された後、月刊誌「月刊高知」の編集担当となり、そこで1歳年上の先輩記者である暢さんと運命的な出会いを果たしたのです。ドラマでも、この史実に沿った展開が丁寧に描かれています。
嵩が持参していた求人広告は、おそらくあの時東海林さんが置いて行った新聞だったのでしょう。絶望の隣にある希望として、嵩の戦利品「HOPE」と東海林さんの新聞が、互いに小さな希望をもたらすアイテムとなっていたのです。寛先生が語っていた「のぶと嵩2人の平行線がいつか交わる時が来る」という言葉が、まさに現実となった瞬間でした。
のぶにとって、同じ職場で働くことになるであろう嵩の存在は、単なる同僚以上の意味を持つことになります。これまで取材や記事の執筆、営業まで一人でこなしてきたのぶにとって、デザインや漫画の才能を持つ嵩は心強いパートナーとなるはずです。困難な仕事を抱える編集部にとって、嵩の加入は大きな転機となることでしょう。
来週予告では、4人で東京へ向かう姿も映し出されていました。嵩がのぶに見せたかった銀座の華やかな街並みは、戦後復興の途上でどのような姿を見せるのでしょうか。のぶと嵩、そしてメイコと健太郎の4人が、新天地東京でどのような冒険を繰り広げるのか、物語の新たな章の始まりに胸が躍ります。
月刊くじら創刊に向けた編集部の奮闘と広告営業の苦労
創刊号の準備が佳境に入った「月刊くじら」編集部では、のぶが取材や記事の執筆だけでなく、広告取りの営業まで一人でこなしていました。雑誌名の「くじら」は、高知が捕鯨で有名だったことに由来するのでしょう。たった3人の人員で雑誌創刊を手がけるという無謀とも思える挑戦でしたが、みんなの努力が少しずつ形になっていく様子は見ていて気持ちの良いものでした。
広告営業は予想以上に厳しく、のぶは何度も門前払いを受けました。質屋の店員からは「何冊売れるか分からん雑誌に、広告出せるか」と言われ、その意見は確かにごもっともでした。知名度のない新創刊雑誌への広告出稿を断られるのは当然のことで、のぶの苦労が痛いほど伝わってきました。
そんな時、琴子（鳴海唯）が救いの手を差し伸べました。「いつまでも飲みに行けないから」と言いながら、屋台で知り合いになった質屋の羽村との人脈を活かして広告契約を取り付けてくれたのです。雨の中でも頑張る琴子の姿に、羽村も心を動かされ「こんなレディーが雨の中、やってくれた。広告載せましょう」と快諾してくれました。琴子の人たらしぶりと営業センスには、本当に頭が下がります。
編集部では「よし、これで後は作家先生の原稿、挿し絵、のぶの手芸特集、岩清水の原稿、それに表紙や！」という台詞が何度も聞かれ、創刊への準備が着々と進んでいることが分かりました。特に表紙のデザインについては、嵩の才能が活かされることになりそうです。デザインやレイアウト、漫画も描ける嵩の加入により、「月刊くじら」はより魅力的な雑誌へと発展していくことでしょう。
のぶが次郎さんの遺言「絶望に追いつかれんスピードで走らんと」を胸に、イキイキと働く姿は見ていて嬉しくなります。断られても断られてもめげない姿勢こそ、のぶの真骨頂です。琴子のような信頼できる仲間に支えられながら、困難を乗り越えていく編集部の物語は、読者にも勇気を与えてくれます。
アンパンマンの声優登場で視聴者の期待が最高潮に
第70話の放送後、SNS上では戸田恵子さんの登場予告に対する歓喜の声が溢れかえりました。「来週、ついにアンパンマン降臨」「まさかの麻雀」「ついに本物のアンパンマン」「たまるかー！な予告」など、視聴者の興奮が手に取るように伝わってきます。国民的アニメ「それいけ！アンパンマン」で長年主人公の声を務めてきた戸田恵子さんが、原作者やなせたかし氏をモデルにしたドラマに出演するという、これ以上ない奇跡的な配役に多くの人が感動しているのです。
X（旧ツイッター）には「開幕おのぶとメイコ食事」「メイコちゃんかわいいからどこでもイケそう」「月刊くじら、、、」「人手が足りない」「琴ちゃんやるやん ってここかい！」「琴子さんやり手……！？」「若旦那の鶴の一声。ぇ？琴子さん、何したん？w」「琴子さん、飲み屋人脈w」「メイコちゃんも仕事決まったー！」「たかしまじか笑」「嵩は何で？」「固まるのぶ」「嵩、たまるか～～～」「次週予告に遂にアンパンマンキターー！ww」「中の人がツモった！」「戸田恵子さん！」「リアルアンパンマンきた」などのコメントが次々と投稿され、視聴者の熱い思いが伝わってきました。
特に印象的だったのは、戸田恵子さんが麻雀で「ツモ！親倍や」と凛々しい声を響かせる場面でした。威勢の良い高知の女性代議士・薪鉄子の役柄が、戸田恵子さんの持つ温かみと力強さを見事に表現していました。アンパンマンの声でお馴染みの戸田恵子さんが、今度は現実世界でのぶや嵩に希望を与える存在として登場することに、多くの視聴者が胸を躍らせています。
番組放送直後の「あさイチ」に佐野元春さんが登場したことも話題となり、「あんぱん」ファンにとっては「まさに『たまるかー！』な瞬間」となりました。このような偶然の重なりも、視聴者の興奮をさらに高める要因となっています。戸田恵子さんの演技力と、これまでアンパンマンで培ってきた「正義と愛と勇気」のメッセージが、ドラマの中でどのように表現されるのか、来週からの展開に大きな期待が寄せられています。
視聴者からは「元気100倍になるだろう」「戸田恵子さんの声を聞けば希望が湧いてくる」といった声も聞かれ、アンパンマンが多くの人々に与え続けてきた勇気と希望が、このドラマを通じて再び多くの人の心に届けられることになりそうです。
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