朝ドラ「らんまん」永守徹のモデル池長孟は、長生きしたそうなので安心してください

第120話では、早川逸馬(宮野真守)が資産家の永守徹(中川大志)を連れてきます。永守は万太郎(神木隆之介)の図鑑の出版や標本の保存に投資したいと申し出ます。そして、季節は夏から秋に移り、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)は酒蔵を買収し、沼津へと移ります。万太郎も“ある決意”を固めるという展開に。

永守徹は、養子として永守家に引き取られました。今回の支援は、日本が文明国となることを願い、尽力したおじの遺志を受け継いだものです。あまりに大きな話に、万太郎と寿恵子は戸惑いますが、永守は「人の命には限りがありますから。私も、憂いのないうちに、おじの遺志を形にしておきたいんです」と打ち明けました。

「私は陸軍に行くことになっております。私の家でしたら、然るべき金額を陸軍に納めたら、一年志願兵として兵役が短く済み、将校になる道もございます。ですが、そのようなことに金を使うよりも、おじが喜ぶことを」

逸馬は「庭いじりが、お好きな方じゃったき。丹精込めて育てた庭で、季節ごと、草花を楽しんでおられての」と述懐。永守は「私も、花咲く庭で、誰もが楽しむ、そんな世が望みですから。先生へのご支援は、私にとっても生きた証しとなります」と頭を下げた。

万太郎は「まっこと、ありがたいお話…ですけんど。生きた証しら、どうかおっしゃらんとってください。兵隊に行かれるのであれば、私は待ちます。あなた様のお申し出、本当に勇気づけられました。あなた様がお戻りになられるまで、私は図鑑の準備を懸命に進めちょきます。植物標本も、散逸せんよう守り抜きます」と寿恵子と頭を下げた。

逸馬は「ええのう、先を照らす約束があるがは。のう、徹さん!」――。

感動の波が何度も押し寄せる15分間でした。永守の潔さと気高さに圧倒され、叔父の遺産を万太郎の夢が実現できるよう使うことを話す永守に、無事に帰ってきてもらいたいと願っています。藤丸が沼津に行くことを決めて、寂しくてたまらない波多野さんの姿に涙がこぼれました。竹雄と万太郎で昔を懐かしみ、「この万太郎だからワシは愛したんじゃき」と話した所で涙腺崩壊。今日は人と人との縁や、信じて突き進む強い心や優しい気持ちが詰め込まれていました。来週も楽しみにしています。

万太郎と寿恵子に伝わった、永守徹さんが兵役を短くするために資産を使うことよりも、伯父の喜ぶことをやりたいという熱意に感動しました。「生きた証しとなります」という徹さんの言葉に対して、「兵隊に行かれるのであれば私は待ちます」という万太郎の言葉にも感動しました。そして逸馬さんの「えいのう!先を照らす約束があるがは」で期待が膨らみました。今日はいくつもの別れのシーンがあり、少し寂しくなりましたが、それぞれに明るい未来が待っている予感がしますね。

万太郎は和歌山で熊楠さんと会ったのでしょうか?波多野さんが作ったうさぎの手拭いの絵はとても可愛らしかったです。欲しいですね!

永守徹(中川大志さん)からの援助申し出には、万太郎も即座に飛びつきたい気持ちがあったが、徹が生きて帰ってくるまで本格的な話を進めることにしました。彼が少しでも生きる希望を持てるようにと、万太郎は図鑑制作の準備を整えることにしました。

そして、綾と竹雄、藤丸が旅立つ別れのシーンで、波多野と藤丸の深い絆、竹雄と万太郎の長い付き合いには、二人だけが分かる世界が感じられました。「ほんでも、いつじゃち強さと優しさが本気じゃった。そんな若き日、わしは愛したかじゃ」というセリフも印象的でした。

万太郎は、永守さんからの申し出を受けつつ、彼が戻ってきてから話を進めることを約束しました。その約束があれば、永守さんも生き抜く意地を持てるでしょう。

「お国のために誇り高く命を差し出す」という時代には、誰でも心からそう思っていたわけではありません。日本人の武士道精神で色々な話が残されて描かれていますが、万太郎と永守さんのように生きて帰ることを思い描いた約束が、もっとたくさんあってほしいと思います。

永守さん、どうか無事にお戻りください。その頃には、万太郎の標本もより一層充実していることでしょう。その充実した標本と共に、関西圏にも植物学を広めてください。ようやく、万太郎の努力を評価してくれる人が現れてきたことに、万太郎は嬉しく思っています。

ドラマとしては兵役に行く方が感動的な場面があるかもしれませんが、当時は兵役よりも近代国家建設のために必要な人材を確保することが優先されていました。家の後継者であることなど、様々な条件によって兵役を免除されることができました。特に高学歴者は戦地に行く必要がなかったのです。実際、資産家であれば、お金を払って将校になることで、国のために貢献することができました。

永守徹のモデルである池長孟は、陸軍に志願し幹部候補生として募集されましたが、2年程度で除隊し、その後も長生きしていました。

らんまんの登場人物たちは、万太郎以外にも魅力的な人物が多く、彼らに思い入れを持ってしまうと、別れが自分自身のことのように辛く感じられ、泣かされることがあるかもしれません。永守徹でさえ、国のために命を捧げようとしていますが、万太郎が国に反対する姿勢を見せることに不安を感じます。また、万太郎と南方の関係がどうなっていくのかも気になるところです。二人の植物がもっと大切にされていれば、ここまで温暖化が進むこともなかったかもしれません。

ドラマの中の万太郎は、子供のように純粋で、黄金の道を突き進む人物として描かれ、放蕩はせず、思いやりがあります。周囲の迷惑を顧みないわけではなく、理解者たちが自発的に「印刷機を買いましょう」「寄付しましょう」と申し出てくれるので、ストレスを感じずに見ることができます。

中川大志と神木隆之介が並んだらauのCMかもしれません。

藤丸、綾さん、竹雄と酒倉を購入して沼津へ行くので、また寂しくなってしまいます。

藤丸君と波多野君の関係はずっと続いているようで、いい相棒だと思います。

万太郎は「私は神社の森の植物はすべて書き留めてきた。それを大学に提出するつもりだ」と言いますが、自分で辞めに行くのでしょうか?

もう2週間で最後ですね。面白いドラマでした。最後まで見届けたいと思います。

昨日と今日はいいシーンが続きました。ドラマとはいえ、この時代には、このような志を持った人たちが多くいたのだと思います。しかし、スーパーのCMが入って画面が狭くなってしまうのは残念です。ドラマを楽しみに見ている視聴者や制作スタッフの気持ちを無視しているように感じます。データ放送があるのは何のためなのか、と思ってしまいます。気象や選挙速報はデータ放送を見て下さい、と上部に小さく表示するだけでもいいのではないでしょうか。

永守徹ほどの大金持ちでも兵役に服する必要があったのですね。万太郎は永守さんに対して帰還を待つと言いました。永守さんにとっては「先を照らす約束」であり、生き抜く意地になることになるでしょう。ただ、そこまでの覚悟を強いた時代の流れは恐ろしいものでした。万太郎や逸馬さん、永守さん、寿恵子さんの四者会談は、印象的なシーンでした。

綾、竹雄、藤丸は沼津へ行くことになるのですね。波多野教授は寂しそうでした。ウサギの手ぬぐいを渡していました。藤丸も寂しそうでした。竹雄には万太郎から峰屋の手ぬぐいが渡されたようです。竹雄には、ちょっと酒をこぼしながら手ぬぐいを渡すような、ある種の愛情表現があるのでしょう。万太郎は大学と決別する決心をしたようです。国や大学の考えとは相容れない部分があったのでしょう。これは仕方がないことですね。また来週も楽しみにしています。

この時代において、命があること、生きて帰ってくることが非常に大切で貴重であるということを思い起こさせる、ウクライナの人々を連想してしまいます。

永守氏の「伯父」の正体が気になって仕方がありません。過去に「永守」と名乗る人が出てきた記憶はありませんが、でも、養子になったと言っているのだから、姓が違うわけはないでしょう。蘭光先生だったりしないかなあ……と勝手に思っています。

よくできた脚本と上手い俳優陣からなる、朝ドラとして最高レベルにあると思います。ただ、一点だけ当初より気になっていたことがあります。万太郎が、植物のことを「この子」と呼ぶことです。今日は、特に多くて鼻につきました。富太郎氏が植物を「この子」と呼んだとは、とても思えないです。(独り言です)。

万太郎は、実家も自分のことですでに潰している人物ですが、この申し出には喜んで支援を受けたと思います。

「先を照らす約束」という、いい言葉ですね。永守さん、どうかご無事でありますように。

そろそろ震災が来るけど、大丈夫でしょうか。

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