朝ドラ「らんまん」次週は鹿鳴館で田邊教授と寿恵子がダンス?

第35話では、東京大学植物学教室に通うことになった万太郎(神木隆之介)が、学生たちの前で植物標本を制作します。手際のよさと植物の知識の深さに皆が驚きます。さらに、万太郎はボタンの花を描き始め、その巧みな技術に大窪(今野浩喜)たちは衝撃を受けます。田邊(要潤)は万太郎をますます気に入り、徳永(田中哲司)の不満は募るばかりです。帰り道、万太郎はボタンの絵を手に寿恵子(浜辺美波)の元へと向かいます。

田邊は万太郎の植物画を見て、「しかし、土佐の人にはいつも驚かされるな」と言います。田邊が米国留学前に英語を教わったのがジョン万次郎(宇崎竜童)であり、植物学の道へ進みたい万太郎の背中を押した恩人でもあります。田邊は「君と私は、つながるべくしてつながったのかもしれないな」と感じます。

寿恵子は万太郎から絵をもらい、「牡丹を授けられた者は、見知らぬ旅に出るんです。例え話です」と言った。叔母のみえ(宮澤エマ)からの誘いで鹿鳴館でのダンスの話を思い浮かべた。万太郎は、「寿恵子さんの旅が何かは知りませんけんど、たとえどんなことでも、やってみたいことはやるべきです。どんなわしは、応援しますき」と語った。

万太郎は小学校中退者であるが、オタク活動で集めたコレクションによって、東大生及び東大助教授に完全勝利した逸話がある。今朝は気分爽快である。

万太郎は、ガラス越しに授業をする教授を見ていた。一方、教授はガラス越しに植物画を描く万太郎を見ていた。すると、教授がガラスを超えて万太郎の元へ来てくれた。

また、寿恵子さんと田邊教授ともつながりを持った。田邊教授が話していた政府の仕事が、鹿鳴館の仕事であることが明らかになる流れは見事であった。

ジョン万は「日本に帰ってこなければよかった」と語っていたが、実際には帰国後、英語を教えた生徒が留学し、東京大学で教授になっているという事実がある。このことをジョン万さんに伝えてあげたいと思う。

田辺教授と縁のある土佐の人がジョン万さんだったとは驚きました。大学の人も寿恵子さんも万太郎の知識や絵に驚いていましたが、万太郎は特別なことと思わず、当たり前にやっているのが自然でかっこいいと思います。

いろんな人から背中を押してもらった万太郎が、今度は寿恵子さんの背中を押すところが良かったです。万太郎の気持ちとしてはダンスに行かないほうがいいのかもしれませんが、寿恵子さんが少しでも万太郎の気持ちに気づいてくれたらいいなと思います。

万太郎が描いた精巧な牡丹の絵で、寿恵子さんは見知らぬ世界へ踏み出す勇気を得たようです。それが叔母の笠崎みえが持ってきた、田辺教授との鹿鳴館でのダンスのお相手という話につながっていくのでしょうか。

田邉教授は、万太郎の語学力や植物の絵画技術に教室内でも一目置いており、徳永助教授が嫉妬するほどに万太郎を対等の立場で見ているように感じられました。この教授が寿恵子と出会って、物語がどのように展開していくのか楽しみです。

万太郎の天才ぶりはすごかった。東大の研究室のメンバーも無言になってしまうほどでした。彼の植物の知識、植物画、語学の能力は、東大の学生たちでも見入ってしまうほどでした。

そして、かつて万太郎の背中を押してくれたジョン万次郎と田邊教授がここで繋がるとは、奇跡のような出来事です。 出会う人とは、会うべくして会うものなんですね。 万太郎は、さっそく寿恵子さんの好きな牡丹の花の絵をプレゼントしました。 その絵はとても素敵で、寿恵子さんも嬉しそうでした。 その絵を見て、新しい世界に飛び込んでみようと思ったようです。 万太郎は応援すると言っていましたが、どんな展開になるのでしょうか。

週のタイトルである「ボタン」がとても効果的に表現されていますね。洋装に変わり、万太郎がシャツを着る描写でボタン(釦)が映し出され、寿恵子が熱中している里見八犬伝のモチーフとして牡丹が登場し、万太郎と寿恵子のやりとりが牡丹の花の話題になりました。また、植物学教室で牡丹を描くことで、万太郎の画力を表現しました。そして、寿恵子が「牡丹を授けられた者は見知らぬ旅に出る」という言葉で締めくくり、次週につながっていくようになっています。

月曜日からまた新たな展開が広がっていきそうで、わくわくしています。

ジョン万は、開成学校(東京大学の前身)で教授に就任していた時期があり、史実通りにジョン万から英語を習ってアメリカに渡りました。一方、史実ではジョン万と牧野富太郎との接点はなかったと思いますが、フィクションでは共通点を作っています。話の展開が分かりやすく面白いです。ここで伏線が繋がりましたね。

万太郎は坂本龍馬、田邊教授はジョン万次郎の意思を引き継いだという設定で、奥が深い脚本です。

あさイチで華丸さんが、「田邊教授とダンス踊るんでしょ、取り合いになるんでしょこれ。違うかな…すいません、予告見せてください!」と勝手な想像を膨らませていました。アタリかハズレか、面白すぎるですね。

植物オタクの万太郎は以前、「ボタンをよく見たことがない」という言葉に引っかかったことがあります。

万太郎が好むのは野草であるため、ボタンは中国から来た園芸植物であり、見たことはあっても絵を描こうとか徹底的に研究しようという対象ではありませんでした。

しかし、寿恵子がボタンを好むことを知ったことで、彼女の美しく丁寧に描かれたボタニカルアートに注目し始めました。寿恵子もとても喜んでくれました。

今後、彼女がダンスを習い、どのように変化していくのか、万太郎は見守りたいと思います。

語学堪能で絵が上手く、まるで植物の生き字引のような記憶力を持つ彼女は、東大生だけでなく田邊教授まで驚かせていました。ジョン万次郎さんとの繋がりを聞いた田邊教授は、運命の出会いを感じました。

大窪が眉間にしわを寄せ、徳永助教授が親しく語り合う二人の姿を見て、これは不味いと瞬時に感じ取りました。

鹿鳴館で田邊教授と寿恵子がダンスを踊っている場面が描かれましたが、明日また続きが放送されるようです。

今日は、朝ドラ風に言えば伏線回収の日ですね。ジョン万次郎さんとのつながりがここで活きてきました。「開成学校の…」のくだりで鳥肌が立ちました。脚本が素晴らしく、役者も達者で、助教授とその信奉者が万太郎を不満げに見る様子、そして素直に喜ぶ学生たちの姿に心打たれました。あっという間の一週間でしたね。

今週のラストの2人のシーンでは、ジブリ映画「耳をすませば」の宣伝コピーが浮かんできました。昔から、面白くて絵が上手な男の子に恋することは定番ですね。来週も楽しみです。

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