朝ドラ「らんまん」田邊教授「私のものになりなさい」怖いけど正論な件

4日に放送された神木隆之介主演の連続テレビ小説『らんまん』の第14週「ホウライシダ」(第67回)で、田邊教授(要潤)が万太郎(神木)の前で本音を語り、「私のものになりなさい」と言い放ちました。これに対して、ネット上では「とうとう本性を現したか…」「怖すぎ!!」などの声が集まりました。

田邊が結婚祝いをしたいと提案したため、万太郎は寿恵子(浜辺美波)を連れて田邊の家に向かいます。食事の後、田邊の妻・聡子(中田青渚)と寿恵子に、重要な話があると言われ、席を外すように促されます。

田邊は、万太郎が持参した植物標本を見て、改めて彼の才能を称えつつも、「君が不憫だ…」とつぶやく。その後、万太郎が新種の植物に出会った場合でも、学歴のない彼には自分で発表することはできないと指摘しました。田邊は、万太郎が作成した植物学雑誌も、自分が許可を出したから出版できたと強調し、万太郎を“素人”と決めつけました。

万太郎が困った様子で「どうしたらいいでしょうか?」と聞くと、田邊は大学予備門に4年間通って東京大学を受験するか、今すぐ留学に行くべきだと提案します。

万太郎はこの提案に対して、「私の一生は植物に打ち込むことに決めました。他に使っている時間はありません。」と固辞しました。すると田邊はゆっくりと近づきながら、「では、最後の提案です。私のものになってください。」と言い放ちました。

衝撃的な一言で第67回が終わり、放送後には「とうとう本性を現したか…」「腹立つ~~!」「なんて奴だ!」といったコメントや、「田邊教授怖すぎ!!」「めちゃくちゃ怖い」「教授こわい~ほんと怖い~」などの反響が続出しました。

田邊教授は学者であると同時に、政治家的な野心を持っている人物として描かれています。教授の言葉は正しいものの、権力者に対する無神経さも、今日の寿恵子にかけた言葉からも垣間見えます。彼は多くの学生を指導する立場にありますからね。

本来、万太郎のような優秀な人材を囲い込むより、協力者として取り立てることも必要かと思われます。今後は、教授や万太郎、助教の徳永氏などが絡んでくるでしょうから、人間関係は複雑になりそうですね。実に興味深い朝ドラになりそうです。

腹立たしいけど、ある意味正しいことを言っている。 学歴がないため、世間から信用されない万太郎は、東大に入学するか留学して学歴を身につけるか、あるいは田邊教授の下で研究結果を発表し続ける道を選ばなければならない。 しかし、田邊教授は実際には、自分以外の天才が出てくるのを遅らせて、自分の名前で次々と新種の植物を発表し続けたいと考えている。 嫌だなあ。 万太郎、頑張って。

「私のものになりなさい」という発言はともかく、(要潤にこれを言わせる脚本家グッジョブ!)子供時代の万太郎に同じ言葉をかけてくれた人がいなかったことが残念だよね。

万太郎もずっと植物の勉強をしてきたでしょうが、世界の植物学に進むためには、学歴の裏付けも必要です。皆がそれを積み重ねてきているので、どんなに実力があっても認められにくいのはまったくその通りだと思います。そのため、学歴に劣るという理由で今取って食われようとしています。学問の世界は厳しいですね。

それほど怖い話ですか?

学者として独り立ちするには、説得力のある経歴が不可欠であると説き、それを遠回りとしか捉えない万太郎がこの世界で力を発揮するには、教授の下にいるしかないでしょう。

独り立ちを目指すなら、国内の正規のルートか海外留学、それが嫌なら田邊教授子飼いの優秀なスタッフとして(表舞台に名前を出す機会はぐっと少なくなるが)実務に励めと言っているだけです。

万太郎は、植物の世界を体系的なものとして明らかにしたいと言ったが、本当にそれだけなら、自分の名前がそこに残ろうが残るまいがどっちでもいいはずです。

自分の手柄として世に残したいのなら、それはそれで話が変わってくるものでしょう。あれを不条理だと捉える人は、社会のあらゆる手続きをめんどくさいものとしか思っていない浅はかさがあると思います。

現代でも学歴に基づく評価は残っているため、当時の社会の中で万太郎は確かに何者でもなかった。

田邊教授の発言は正しいと言えるが、彼は自分の欲望に従って万太郎の功績を自分自身のものにしようとしており、恐ろしいがある意味では人間らしいとも言える。

徳永助教授、大窪さん、そして博物館の野田先生、里中先生、万太郎を助けてください!

先週の予告だけを見て、田邉教授って悪いやつかと思ったけど、言っていることは正論で、視聴者にも解りやすくちゃんと説明されていた。すごい! 他の朝ドラなどだと、この部分は説明が削除されたり、俳優さんの演技だけで済ませそうだけど、このドラマは違う。

今後、万太郎と田邉教授の関係がどうなるかは分かりませんが、ドラマとしては分かりやすかったです。あくまでも田邊教授のモデルである矢田部良吉は、そんなに悪賢い人ではなく、努力家だと思います。

最近のご活躍を拝見すると、「嫌な役商会」という事務所を立ち上げた方が良いと思ったりします。脚本家が素晴らしい、「小学校中退」に続く「私のものになりなさい」というパワーワードです。

結局、東大で学位を取って、学歴は東大ということになっているようですが、今ではあり得ないことです。

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