朝ドラ「らんまん」万太郎の論文に田邊教授激怒!大窪助教授(今野浩喜)に愛はなかった

NHK連続テレビ小説「らんまん」は28日、第85話を放送しました。食虫植物「ムジナモ」を研究していた万太郎(神木隆之介)は、ついに論文を完成させました。しかし、論文執筆を勧めた田邊教授(要潤)は激怒しました。

万太郎は池で発見した「ムジナモ」が教授の助言で「食虫植物」の一種であることを知り、教授に認められようと研究に励みました。妻子を省みず執筆に没頭していた万太郎は、ついに論文を完成させました。植物学教室の面々はその完成度に驚き、学生の藤丸(前原瑞樹)も「こんな植物画を描けるのは槙野万太郎だけだよ!」と絶賛しました。

しかし、教授は献辞のない内容に顔を曇らせ、「君は自分の手柄だけを誇っているんだな」と非難しました。大窪助教授(今野浩喜)も、「当然、教授と共著の形にしなければならなかった」と万太郎を責め、事務局長としての不備を教授に謝罪しました。刷り直しを提案しましたが、教授は「もういい」と拒絶し、「今後、我が東京大学植物学教室への出入りを禁ずる」と言い渡しました。

要さんの演技は本当に上手ですね。肩肘張った研究室での表情や、奥さんとのリラックスした表情、どれも見事でした。今日は森有礼さんと会って、若い頃を照れ臭そうに振り返りながら語ったときも、全く違う表情を見せていました。脱帽です。

植物学雑誌であるため、植物学学会が発行しています。本来なら校閲で誰かが指摘してもいいことなのに、みんな言われるまで教授の名前がないことを忘れていました。それ以前から、教授が接する人が誰も彼も、「槇野」、「マキノ」、「Makino」…と言うことにイラついていたところにとどめをさすことになったのでしょう。徳永助教授がいてくれたら…。

田邊教授がダーウィンの著作から新種として分類を提案したことが、論文に少しでも入れられていればよかったのにと思います。これでは万太郎が手柄を独占しようとしていると誤解されてしまうかもしれません。

万太郎、それはよくないですよ。ちょっとショックです。学者として認められたばかりなのに、調子に乗ってしまった印象があります。私は学者ではありませんが、職場では定期的に雇い主に「ありがとうございます」と伝えています。自分がその場にいる理由を常に考えなければいけません。

万太郎は図譜より前に会報誌を出したときは、ちゃんと教授の名前を入れていたそうです。今回も刷る前に感謝の気持ちを思い描いたかもしれませんが、思うだけでは通じません。行動で示さなければなりません。

今日は本当に、主人公にガッカリした回でした。

逆に、弟子や自分より下の立場の若い研究者に論文を書かせて、最後にちょっと添削して簡単な意見を言っただけでファーストオーサーに自分の名前を載せて研究業績にしている大学教授を知っていますが、田邊教授の気持ちも分かるけど、どうだろうね。「出勤停止」の判断は、しかも怒鳴り声で、ちょっとみっともないな。もっとスマートに気付きを与えられなかったのかな?万太郎に配慮がなかったのはその通りだろう。ただ、今ならパワハラだよね。

素直に賛辞を送りながらも、万太郎が気づくような言い方が欲しかったですね。特に現代の時代背景を考えると、そうした言葉遣いが求められると思います。

田辺教授の言葉に対して同じように答えるだけでは、自分たちの手柄を認めてもらえなかったような気がします。それに、万太郎はこの物語で植物に没頭しているわけですが、その資金はどこから出ているのでしょうか?ぼろ長屋で研究を続けられているのは不思議ですし、お坊ちゃまにはお金の苦労がないことも疑問です。

現代の価値観で見ると、田辺教授の厳しい言葉遣いは必要なかったのかもしれませんが、当時の権威主義的な時代背景を考えると、万太郎にもっと配慮が必要だったと言えるでしょう。

万太郎は少し図に乗りすぎているようですね。

皆のお陰だと言えば済むというところが、世間知らずで無教養な人間ほど、登れば登るほど、極めれば極めるほど、敬意の払い方を知らなければならない。

タキといえども、それは躾けられなかった。そもそも、躾レベルの話ではない。

やはり、『万太郎』は考えが足りなかったようですね。

東大で恩恵を受けたわけですから、共著にしなければならない状況でしたね。

まあ、ボンボンですからねぇ。世間知らずのところがよく出ていて、よかったと思いました。

ただ、日本の植物学発展のためには、万太郎は欠かせない存在です。教授もそれを理解しています。東大植物学教室はなんのためにあるのかを考え、万太郎の処遇について考えなければなりません。

出禁は史実でもあるので、理由はどうであれ、そうなると思っていました。誰か万太郎に教えてあげてよ。

そうなる布石はあったからなあ。どちらもどちらですね。万太郎を虫けら呼ばわりしなければ、名前をきちんと入れたかもしれませんね。

森有礼に若造扱いされて恐縮している演技が秀逸でした。要潤さん、さすがです。

普通、印刷する前に大学側でチェックはするでしょ、まあそんなこと言ったらドラマにならないか。

世間一般のことに余りにも無頓着。こういう最後の大事なところで出ちゃうんだね~。

この辺がいわゆる”小学校中退”の悲しいところで、社会一般の常識や研究社会の慣習と言ったものを全く知らない無知ゆえの初歩的なミス。そりゃ、教授もキレるでしょう。植物の種類を教示して論文執筆も許可したのにこのざまじゃない。せっかく画工として雇用されるかもしれなかったのに。これで経済的に厳しい生活になるのね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました