朝ドラ「らんまん」田邊教授、これはもう万太郎へのパワハラ、言葉の暴力です!

NHK連続テレビ小説「らんまん」の第86話が31日に放送されました。主人公の万太郎(神木隆之介)が東京大学の田邊教授(要潤)に大学への出入り禁止を言い渡された後の展開に、視聴者が注目しました。

昭和は、どの職場でも程度の差こそあれ、これと似たような事が多々あったのではないでしょうか?私も今思うと3回ほどメンタルがやられました。今病院に行くと鬱と診断されたかもしれませんね。それでも何とか耐えました。家族がいなければ辞めていたかもしれません。

管理職になって、先輩たちや上司から、「お前はもっと部下を怒らなければダメだ!甘い!」と言われました。今考えると怒鳴る必要はなかったと心の底から思います。パワハラを受けて退職した社員も多数いました。人の人生を変えた先輩は、その後役員まで出世しましたが、偉くなると自分のやっていたことと逆の指示を出していました。心から軽蔑します。特に団塊の世代が多かったなぁ〜

共著に関しては関係ありません。共著であってもなくても、万太郎を出入り禁止にする口実が必要でした。校長にもなり、文部大臣の右腕でもあるため、「火種」をあらかじめ消したかったのでしょう。共著にする場合は、論文に目を通して共著の許可が必要です。論文に誤りや捏造があった場合、共著者にも責任が生じるからです。勝手に教授の名を論文に入れることはありえません。教授の許可を得て、共著者にするのが正しい方法です。万太郎は共著者の許可を教授にとってはしていなかったのです。その時点で、教授は共著者ではないとわかっていたはずです。もし無断で共著者になっていたならば、「無断で共著者にするとはどういうことだ。私は論文に目を通していない。誤りや捏造があれば、私に責任が生じる。勝手なことをして。お前は出入り禁止だ」ということになっていたでしょう。共著者の問題は重要ではありません。出入り禁止にする理由は他にあったのです。

今まで好きな事しかやらず、自分が価値を感じないことを一切やってこなかったツケが回ってきたのかもしれません。どんなに些細な内容でも小学校にちゃんと通っていれば一通り嫌な目にもあっただろうし、理不尽な教師に振り回される経験もしたかもしれません。そうした人並の人生を歩んでいれば、今回のようなミスは防げたかもしれませんし、この程度の紳士的なパワハラで茫然自失となることもなかったのではないか? そうなると、昨今の「褒めて伸ばそう」「好きなことを思いっきりやらせよう」「キツイ言葉で叱責するのもよそう」といった指導方針は一つの視点ですが、他にも考えるべき点があると感じます。まあ、万太郎にとっては良い人生経験になったとも言えるでしょう。今までの天才突破野郎がこれからは人格も備えていくのであれば、これからがますます楽しみですね。(本物の牧野博士も少~し困った方だったようですが)

「これはドラマだドラマだろ大丈夫だ」と途中で自分に念を押す必要があったほど、真に迫って素晴らしかったですが、できれば月曜の朝ではなく、少し気分に余裕のある金曜日に放送してもらえるとありがたいです。

仮に万太郎の論文にミスがあった場合、誰が責任を取るのかという話ですね。万太郎は東大に所属していないため、責任を取ることはできません。最終的な責任は田邊教授になります。そのため、教授の確認と共著が必要だと思います。細かい機微はあるかもしれませんが、仕事のやり方としては、万太郎が問題があったと思います。

「自分の手柄だけを誇っている」というのは皆が理解していると思います。自分だけのことだけを考えるのではなく、チームとしての意識も持つべきです。恩も感じていると言っているのであれば、それを行動で示すべきです。

そして、「何が教授をそこまで怒らせたのか悩む」というのは話にならないですね。自分にとっても何度かありましたが、過ちには気づくはずです。その点については悩む必要はありません。

しかし、パワハラ説教は自分の価値を下げるだけですねぇ。

万太郎も教授に感謝していると言いながらも、配慮が足りない気がします。今回の件では、教授が万太郎についての適切な判断を下してくれました。少し大人として考える必要があるかもしれません。しかし、今後の展開を知っているため、いやはや何ともという感じです。

東京大学から田邊教授が去り、代わりに動物学者の美作教授が入ってくるというシチュエーションで、万太郎の活躍が美作教授の元で東京大学の名前を上げることになったら、田邊教授としては面白くないでしょうね。そのため、美作教授のことは出さずに、万太郎の田邊教授への配慮の不足を責めて、東京大学から遠ざけるような発言をしたのではないでしょうか。田邊教授は、単に後から入った美作教授の名声が高まるのを嫌がったのかもしれません。しかしそれよりも、東京大学から去らせて、自分が移る大学の方に万太郎を助手として迎え入れるべきでしたね。

万太郎の社会における不勉強な面が浮き彫りになっていますね。田舎出身で、無謀にもイケイケドンドンでしたね。これまで社会システムを無視しても運良く回ってきたようですが、教授の言葉で何も弁解できなかったようですね。東京大学の雰囲気もわからなかったのでしょうね。これからは、より大きなバンカイ力を持って、番組を面白くしてください。

要潤は悪役が似合いますね。いつかは白い巨塔の悪役教授を演じて欲しいです。

久しぶりに安心して見ることができる朝ドラで、本当に面白いです。

要潤は今回のためのキャストということですね。素晴らしい演技で、EXCELLENTです!

教授の言い分も十分理解できます。では、このドラマでは今後どのような展開になるのか、興味津々ですね。

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