朝ドラ「ブギウギ」東京ブギウギは完成したが、タイ子ちゃん(藤間爽子)が!

スズ子は稽古に打ち込んでいましたが、愛子の面倒を見なければならないため、度々稽古を中止せざるを得なくなります。そんな時、りつ子(菊地凛子)が登場し、自ら愛子の面倒を見ると申し出ます。そしてついに、ショーの幕が上がります。スズ子は、「東京ブギウギ」という名曲を情熱を込めて歌い上げます。

そのショーが終わった後、スズ子とりつ子、そして山下(近藤芳正)は、靴磨きの少年である達彦(蒼昴)と出会います。タイ子はその様子を物陰から見ていた。

藤間爽子さんが演じるタイ子ちゃんは、何か秘めた事情を持ちつつも、その背景に藤間流家元の風格を感じさせる役柄です。スズ子とは幼なじみであり、女学校を卒業後、母と同じく芸者としての道を歩み始めます。女学校時代の制服姿が魅力的であり、芸者として舞台に立った際の日舞の所作や舞いは美しさを際立たせていました。タイ子ちゃんは外見上は儚げで控えめに見えますが、内に秘めた強さを持つ人物であると感じます。スズ子が持つ義理人情の熱さと、彼女なりのお節介がタイ子ちゃんを元気づけることを願っています。

少女時代のタイ子ちゃんは、鈴子の過剰な義理立てに対しても、しっかりと断る勇気を見せていました。また、松岡くんの問題でいじめっ子たちに立ち向かい、いじめを退ける強さを持っていました。そのような強い心を持つ彼女が、ただ環境が悪化しただけで折れるとは思えません。彼女の回復を信じています。その回復のきっかけとなるのが、スズ子の歌う復興ソングだと考えています。

タイ子ちゃんの夫は、敗戦により没落した可能性があります。恐らく、彼女は正妻ではなく、夫によって妾を囲うことができなくなり、途方に暮れる中で、幼い息子が靴磨きをして家計を支えている状態だと思います。

幼い頃のエピソードでは、松岡くんがタイ子ちゃんの失敗を慰め、自身の失敗談を語ることで、彼女の心を軽くしました。その後の爆弾告白や、スズ子の夢を気にかける姿は、彼らの関係の深さを示しています。ブギウギが初めて登場した時は、非常に面白いと感じました。芸妓の子として、母と同じ道を歩んだのかもしれません。最後にスズ子に会った時は、東京に行くと言っており、その時は既にお腹が大きかったことを思い出します。久しぶりに現れたタイ子ちゃんが、靴磨きをしていた少年の母親であるかどうか、その子があの時のお腹の中の子なのか、戦争による悲しい背景を持っている可能性があります。

タイ子ちゃんがスズ子を遠ざけようとする姿を見て、何か大きな問題があったのだと感じます。しかし、彼女たちが再び仲良くなれることを信じています。終戦時の様子は、カーネーションの奈津を思い出させます。混乱の時期が一時的なものであればよいのですが、タイ子ちゃんに幸せになってほしいと願っています。

タイ子ちゃんの再登場には安堵しましたが、どうやら大変な状況に陥っているようです。スズ子とタイ子ちゃんが再び笑い合える日が来ることを願っています。あの時代は生き抜くことに必死で、幼なじみとしても自分の現状を見せたくない心情があったかもしれません。特にスズ子に対しては、見せたくない姿があったのかもしれません。

ドラマの展開が進まないことに少々飽きが来ているようですが、まだ物語は残されています。タイ子ちゃんの現状には衝撃を受けましたが、彼女が東京で成功している姿を想像していました。スズ子が歌劇の世界への道を開いてくれた大切な友人であることを忘れてはいけません。苦労しているタイ子ちゃんの姿が心配ですが、再び彼女が幸せな日々を送れるように願っています。

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