朝ドラ「ブギウギ」愛子ちゃんの子育てに苦労するスズ子

スズ子が自分自身で一生懸命努力していると感じていても、歌手としても役者としても中途半端な結果に終わってしまい、そのことで落ち込んでいる時に、タナケンから予期せぬ励ましの言葉が贈られた。

時代劇と思いきや、突然の歌で和解するラストシーンは、まるである民間放送のドラマのような展開でした。戦後の映画にも実際にこんなシーンが存在していたんですね。思い出しますが、美空ひばりさんが町娘姿で歌うシーンが含まれる映画もあったような気がします(記憶が曖昧ですが)。また、生瀬勝久さんの歌声が素晴らしいですね。その渋く低い声質が魅力的です。「ごくせん」やその他のドラマで見せるイヤミな役どころとは異なり、朝ドラで見られるような優しいお父さん役も似合いそうです。

スズ子と茨田リツ子の間の誤解から、雑誌の対談での対面が実現しました。茨田が言うように、直接会うべきだったのに、スズ子の判断ミスがそこにあったのかもしれません。対談は、鮫島の煽りもあって、言い争いの末に物別れに終わってしまいました。茨田が愛子の泣き顔を見たことが、最終的に寂しそうな表情につながったのかもしれません。スズ子とのこのような関係は望んでいなかったはずで、早く仲直りしてほしいところです。

「ブギ」での次の勝負は、「ブギはまだ終わらない!」とスズ子の意地を見せる場面でもありました。

タナケンは以前スズ子に厳しいことを言ったことを気にしていました。悩むスズ子に対し、「生き方で示すしかない、愛子ちゃんには伝わっている」と優しく励ましていました。愛子が「お母さんが好き」と言ってくれたことは、スズ子にとっても喜びの瞬間でしょう。鮫島による煽りで険悪な対談となりましたが、茨田さんはスズ子を憎んでいるわけではなく、歌手として彼女を心配しているように見えました。スズ子は「ブギは終わり」と言われるのが嫌だったようです。映画の撮影も無事に終了し、タナケンと一緒に「恋は優し野辺の花よ」をデュエットするシーンは、替え歌でハーモニーを奏でました。最後には、普段話さない監督も「カット!」と声を出しましたが、その後は助監督によって話が遮られてしまいました。スズ子は新曲に向けて羽鳥先生の元へ行き、「ブギで勝負」という決意を新たにしました。先生はやる気満々の様子で耳に鉛筆をかけていました。どんな曲ができるか楽しみです。

麻里さんに預けることへの抵抗感があるようですが、茨田さんなら大丈夫なのでしょうか?先週から疑問に思っています。時代的な背景を考慮しても、預けることで少しは楽になれるはずです。現場に連れて行き、山下さんに預けるという手もありますが、それは本質的な解決にはならないかもしれません。

映画のラストシーンで「野辺の花よ」を使用するのは、感動的すぎます。思わず涙がこぼれてしまいました。そして、山下マネージャーの「かっこよろしな〜」の一言が、視聴者全員の気持ちを代表していたと思います。

タナケンの魅力は計り知れません。まるでエノケンが言っているかのような印象を受けます。生瀬さんが演じるからこそ、その説得力はさらに増します。スズ子もいつかタナケンに恩返しをしなければならないかもしれませんが、実はもう十分に恩返しをしているのかもしれません。それでも改めてする必要があるかもしれませんね。

タナケンは本当に良い人です。茨田りつ子に対して歌と演技、どちらも中途半端だと批判されてしまいましたが、本当に歌を極めたつもりなのかと問われ、ブギの女王として持ち上げられることによって調子に乗ってしまったのではないかと考えさせられます。すず子が大声でそれを否定すると、愛子が泣き出し、対談は終わ

りを告げました。やはり、すず子の声には迫力があります。福来すず子と茨田りつ子の間の、まるで世紀の大喧嘩のように描かれましたが、再び鮫島に翻弄されました。子育てにおいても、全てが中途半端だと感じていたすず子に対して、タナケンは「生き方で示すしかない、芸で見せるしかない、この子はちゃんとわかっている」と励ましてくれました。タナケンと福来の夫婦喧嘩の末、最後のシーンでは2人が仲良く歌っている様子が描かれました。「恋は優し野辺の花よ」の替え歌でした。監督も少し耳打ちしようとしましたが、自ら「カット」と言ってくれました。ハトリに対しても、次もブギで勝負したいと伝えていました。どのような歌になるのか期待が高まります。

タナケンさんは本当に魅力的です。そのアフターフォローの渋さ、グレーのスーツで大人の魅力を放っています。

愛子ちゃんが人形をくるくる回して遊ぶ姿も楽しげでした。

このドラマは、カオスな喜びに溢れていて大満足です。

「邪魔されても、誤解されても、芸で伝えるしかない、生き方で理解してもらうしかない。歌手であろうと、役者であろうと、母親であろうとも同じ。君の全力の姿は、彼女(愛子)には確かに伝わっている」という言葉が印象的でした。

このドラマに対する応援も、他のドラマと同様に、心からのものです。個人的には、久しぶりに夢中になって観ているドラマで、趣里さんのファンになりました。

生瀬さんが演じる役どころには、タイムボカンでのボヤッキーのイメージがどうしても重なってしまいます。

タナケンは本当に良い人物です。

しかし、この回での菊地凛子さんの眼力が、すべてを物語っています。

次回は、「ホームラン・ブギ」か「買物ブギ」になるのでしょうか?

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