朝ドラ「ブギウギ」スズ子の子連れ出勤はアグネス論争かな

愛子が怪我をしたために撮影の予定を変更せざるを得なくなったタナケン(生瀬勝久)は、謝りに来たスズ子(趣里)に対して、まっすぐな正論で自分の気持ちを伝えました。

山下さんに頼むのであれば、他の人に子育てを依頼するのと変わらないと感じますが、山下さんは以前から愛助さんの面倒を見ていたので、自然な流れかもしれませんね。しかし、マネージャー業務と子育ての両方を山下さんに任せるのは、少し負担が大きいと思います。スズ子さんは、自分の思いが強すぎて周りが見えていないのかもしれませんね。そんな時には、いつもりつ子さんがスズ子さんの気持ちを理解してくれるのではないでしょうか。

その後の展開で、木野花さんが登場するのが楽しみです。

監督は、メガホンを使って耳元でささやくような独特の方法でコミュニケーションを取る人ですが、彼の撮影された映像があるというので、今後の彼の言葉がどのように聞こえるのか気になります。

スズ子さんとりつ子さんの間には対立が見えますが、先週の予告で聞こえた羽鳥さんの「その喧嘩、買った」の言葉から、この問題の解決の糸口が見えるかもしれません。

スズ子さんが愛子さんを一瞬たりとも離したくないという気持ちは、彼女が過去に大切な人を亡くした経験から来ているのかもしれません。その思いが強すぎると、仕事も子どもも上手くいかなくなる可能性がありますが、その気持ちはとても理解できます。スズ子さんがどれだけ辛い思いをしているか、そしてその愛情がどのように物語に影響を与えているのかが見て取れます。

櫻井剛さんの脚本にはいつもモヤモヤさせられます。ブギウギを生み出したのは足立紳さんで、櫻井剛さんはサポート役ですが、櫻井さんの作品にはどこか違和感を感じます。特にスズ子さんのキャラクターが浅く描かれがちで、もっと足立さんに脚本を任せたらどうなるのかと思います。

山下さんにかかるプレッシャーは、マネージャーの役割を超えているように感じます。スズ子さんはスタッフに迷惑をかけたくないと言いますが、山下さんに対しては甘えてしまっているようです。愛子さんを連れてくることが常に望ましいわけではなく、スズ子さんが愛子さんに依存しているのかもしれません。

スズ子さんが「なぜ私の大切な人はみんな死んでしまうのか」と悩むシーンは、愛子さんを守りたいという切実な気持ちを表しています。周りが支援を申し出ているにも関わらず、スズ子さんはその視野を広げることができずにいます。

愛子さんを演じる子役さんに対する描写が難しいのかもしれませんが、スズ子さんの過剰な愛情が目立ち、見ていて心配になります。子役さんたちが画面に登場すると、その必要性を疑うシーンもありますが、演技の問題なのか、セリフのせいなのかは判断が難しいです。

アグネス論争に関連して、このドラマは歴史的背景を踏まえつつ、美空ひばりさんとの関係など、実際の出来事を描いているようですが、細部にわたって描かれていない部分もあります。

愛子さんがもう少し自立する時期になっているにも関わらず、スズ子さんが離れがたい気持ちを持っているのは理解できますが、愛子さん自身は既に他の大人との関わりに慣れているようです。

エノケンとタナケンの比較や、スズ子さんが自分自身を見つめ直す必要があること、職場での子育てに関する論争など、この物語は多くのテーマを扱っているようです。それぞれのキャラクターが直面する問題や、彼らの関係性を通じて、視聴者に様々な考えを提供しています。

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