朝ドラ「らんまん」火落ち、15分で腐造という展開に、綾、竹雄、そして、園子ちゃん。

第89話では、万太郎(神木隆之介)が自分を認めてくれるマキシモヴィッチ博士の元で研究をするため、寿恵子(浜辺美波)と園子を連れてロシアへ行くことを決めます。しかし、渡航費の相談をしようとする前に、峰屋で「腐造(ふぞう)」が起こり、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)は窮地に陥ってしまいます。そして、万太郎と寿恵子にもさらなる苦難が待ち受けることになります。

代々、佐川の領主・深尾家の御用掛を務めた「峰屋」は廃業しました。

一方、園子は発熱し、医師は「風邪か、いや、麻疹(はしか)かもしれない」と診断しました。十徳長屋の面々も心配しています。

このピンと張り詰めた空気感は大河ドラマの風格を持っていますね。そして綿密に計算された脚本は観る者を釘付けにします。そればかりか、主人公やメインキャストの気持ちとリンクして、苦楽を共にしている感覚が味わえます。

酒蔵で叫びながら綾を力強く抱き締める竹雄がカッコよかったです。もし竹雄が槙野家の嫡男として生まれていたら、峰屋はもっと長く繁栄していたかもしれませんね。

園ちゃんが万太郎と寿恵子に近づいていく場面で、万太郎に抱きつくシーンでは、園子ちゃん役の斎藤羽結ちゃんの演技力がはっきりと分かりました。彼女が撮影当時まだ2歳にもなっていないというのは驚きです。

この『らんまん』の放送は始まって以来、不幸の連続で朝からツライ展開です。冒頭の綾と竹雄の”新酒”の完成も間近で、幸せそうな二人の様子からの急転直下の展開には驚かされました。綾も女である自分が峰屋の当主になり、酒造りを仕切るようになったせいかもしれないと自分を責めて叫んだのでしょうか。竹雄が何か思いついたようですが、この大逆境をどう乗り越えるのか見届けたいと思います。

万太郎も実家からの支援は望めない様子だし、この上身内に不幸までとなると明るい展望は望めません。

いつもより冒頭の音楽が流れるまでに時間がありました。それまで穏やかで希望に満ちたシーンを描いていたのに、竹雄の「幸せじゃのー」という言葉が印象的でした。

しかし、その同じ竹雄が言った「大変じゃー」という言葉で、全てが暗転してしまったことがわかりました。前と違う役人の優しそうな表情とため息が、峰屋の苦境を如実に物語っていました。綾の絶叫と、それを慰める竹雄の姿が痛ましかったです。茫然とし、無表情で番頭たちに頭を下げる綾と竹雄が、逆に苦しみを感じさせました。その中で、竹雄が綾に花を渡し、少しだけ二人の表情が緩んだのを見て、希望が見えたと思ったのに・・・

そして、園子ちゃんが病で寝込んでしまった・・・明日どうなるのだろうか。辛い週末になるのだろうか。

あんなに希望に満ち溢れていた2組の夫婦の状況が、わずか数分で激変しましたね。急転直下過ぎてついていけず、もう一度見直しました。 ヒメスミレってそんな花だったかな? でも竹雄が綾の手にヒメスミレを握らせていたので、希望の花になることを祈ります。 園ちゃんも可愛すぎて急転直下過ぎます。史実とは異なる展開を望みます。

峰屋倒産…(経緯は違うが)史実どおりなんだろうけど、急過ぎて心の整理がつかない。そして息をつく暇もなく園子に病魔が襲いかかりました。 最終回まで2か月を切りました。大団円に向けた予定調和に入るのはいつか。それまで、万太郎たちにどれほどの試練が降りかかるのか。

現代では、麻疹はMRワクチンを打っていればかからずに済みますが、当時にはそんなものはありませんでした。 麻疹の最中に合併症を起こしたり、回復しても一時的に免疫力がなくなり怖いことになることがあります。 風邪だと言われたからといって安心できません。 風邪から肺炎などを起こして幼児の命が危険になることがあります。 そのちゃん、助かって。

万太郎は峰屋に資金繰りを頼み、ロシアに渡ってマキシモビィッチ博士の元に行って、「雇ってもらう」と言っている。しかし、雇ってもらうのであれば、わざわざ実家に金の工面を頼まず、東大にいて田邊教授に雇われた方が、妻子をそんな極寒の地に連れて行かなくても済んだことだった。東大の研究室を破門になってから気がついたのは遅すぎる。

史実からすると、寿恵子は15回ぐらい出産するらしいが、数人の子供を亡くしているらしい。医療が整っていない時代で、ワクチンもなかったことを考えると、女性の体が過酷に扱われていたように思える。妻子の生活も考えず、主人公は神木君が演じているから許されるとはいえ、歪んでいるのではないだろうか。

シーンでは、後ろからテクテクと歩いてきて、万太郎と寿恵子の2人の元に寄り添ってくる。あの小さな子がスタッフの指示通りに演技ができるとも思えないので、アドリブ?だとしたらスゴイ!

撮影の合間に、園ちゃんとたくさん交流しているのだろうか。神木さんに自ら抱っこしてもらいに行く園ちゃんが可愛すぎる。夫婦の話し合いも、まるで内容を理解しているかのように、万太郎と寿恵子の顔を交互に見つめたりする。

どうか助かってほしいのだが、そうはならないだろうなあ。つらすぎます。

今までの幸せが描かれてきただけに、これからの展開が心配です。 せめて園ちゃんが回復してくれることを願います。

万太郎と寿恵子が話している最中に、園子ちゃんが絶妙なタイミングで万太郎のそばに寄ってきました。そして、本当のお父さんに甘えるように万太郎に抱きついてきました。その姿に感動したばかりでしたが、今日明日と辛いなあと思います。

良いことが何にもない、絶望的な1週間ですね。ただ耐えて見るのみです。人生には山あり谷あり。キツイことばかり起きた後には、良いことがきっとやってくるでしょう。絶望的な1週間とは言え、おしんの佐賀地獄編を見た人間からすれば、キツイ展開には耐性がついているので、これくらいなんともないですw。

初めて園ちゃんが歩いているところを見たときは喜んでいたのに…。 峰屋も倒産か…。 園ちゃんはしか…。 園ちゃんロスになりそう。 何かを得る人って、何かを手放すようになっているんだろうか。 竹雄と綾の今後も気になる。 明日は覚悟して、見ないといけないね。

子供編で腐造腐造言っていたのはここへの伏線だったんだな。 ドラマでは不幸が一度に来ているけど、史実では渡航費は用意できていたし、不幸の間隔はもっとあいているだろうな。 実際の峰屋が潰れた原因も腐敗ではないだろうな。

竹雄と綾の登場を楽しみにしていたら、大変なことになってしまった。

竹雄は頼り甲斐があるなぁ。 万太郎にも綾にも、優しく叱咤してくれる。

分家は助けてくれないのかなー。

最近、内容が重たくて、BSで観ている番組でも、あまりのしんどさに、朝からテンションがダダ下がりです。逆に「あまちゃん」のような明るいドラマが観たいくらいです。

生きてると、いろんなことが起こるものだとは思いますが、人生の一大事が連続で訪れて…本当にしんどいです。泣

今風に言うと、酒インフルエンザで、酒が全滅という状況ですね。

「悪いことは重なる」という言葉の通り、本当にしんどい週だったと思います。

志尊淳くんは、良い演技でしたね。

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