朝ドラ「らんまん」寿恵子の里見八犬伝は質屋に行ってしまってるのかな?

神木隆之介主演の連続テレビ小説「らんまん」。8月2日放送の第88回では、日本で植物学を研究する道が閉ざされてしまった万太郎(神木)の苦悩が引き続き描かれました。万太郎を支える妻・寿恵子(浜辺美波)の前向きな姿勢に、視聴者からも喝采の声が上がりました。

らんまんを見ていて思うのは、人との出会いが己の人生の全てと言って良いほど決まるということを改めて知らされたことです。

人生には3つの転機があると言われていますが、教授との出会いの後、寿美子との結婚があり、その後の3つ目の転機が何か分かりませんが、万太郎にとって大きな足掛かりになるでしょう。

人生には曲折もありますが、信念と愛情と笑顔と元気を持っていれば良い方向に進むと信じています。

50年以上前、大学の学科ガイダンスで先生が見せてくれた牧野富太郎の原画はとても美しいものでした。そこには、存在するが普通には見えないかもしれない植物の生き様を、はっきりと具現させる描写パフォーマンス、生命力そのものを伝える瑞々しいタッチ、構図がありました。これを毎日目の当たりにした奥様が、博物館の先生が、「決してなくなって欲しくない」と「頑張って」と口にするのはよく分かります。今週描写される苦難の中で、自分の持つ能力が東大教授が「抹殺」したいと思うほどの高み、凄みにあることを、万太郎さんは自覚していくでしょう。その代償に奥様はじめ色々な人が寿命を縮めるほどのことになったとしてもです。ドラマで触れるにつけ、知ってはいたものの、この牧野富太郎のとなりにある「出る杭は打たれる。出過ぎた杭は抜かれる。」という露骨な「黒研究」世界がツライです。

里中先生、野田先生、万太郎のことをすごく思ってくれて、心の友として、一生懸命励ましてくれた。でも、博物館と東大は協力関係。力になりたくても、なかなか難しいよね。 万太郎は、マキシモヴィッチ博士からの手紙を見て、ロシアを目指すことに。(手紙の、ドイツの文献のところで、ドイツ留学中の徳永助教授を一瞬思い出してしまった。) 寿恵子なりに懸命に考え、万太郎を理解して支えたい、共に大冒険したい、その思いが強く伝わってきた。 ロシアでの生活は、想像もつかないけど、寿恵子はほんと、肝が据わっててすごい。 クヨクヨ悩むのではなく、スパッと決めるところがすごい。 万太郎は、寿恵子、子どもたちを大切にしてほしいな。

万太郎とすえこの絆の強さに涙が出ました。すえこってまだ二十歳になったかならないか位なのにほんとにしっかりしてますね。ただ自分や子供を犠牲にして黙って付いていくんじゃなくて、しっかり3つの約束をさせたところがすごいです。3つとも現実的だし、自分や子供のこともちゃんと大事にしてるし。万太郎も、すえちゃんや子どもたちを絶対に泣かせるなよと思いました。マキシモさん、ついに登場するのかな。マキマキコンビ爆誕となるんでしょうかね。

すえちゃんは明るくて、可愛くて、肝がすわっていて、本当に素晴らしい。それにつけても万太郎、お金のことはほとんど考えてなくて…、自分の若い時とそっくり。自分も、会社辞めて会社作って夢を追い求め続けて、奥さんにお金のことでも色々と迷惑かけたかもなので、朝ドラを見るたびに心が傷んでいます。…万太郎と違って、結局そこそこの成功でしたし。

すえちゃんの、「離さないで」と、って感動しました。あなたを認めてくれる人がいるのが嬉しいと。なんて素敵な人だろう。その人にしか、自分にしか出来ないことなら、やるしかない。しかも、今ある状況より良いであろう人が出で来た。やるしかないよね。愛する人は、もちろん大事にしての情熱だ。

今日は田邊教授が出てないのに、野田先生と里中先生の悩ましい演技で十二分に圧を感じた。でも、ロシア行きの話と止めるなよ!の力強いお2人の助言とマキシモヴィッチ博士からの手紙、寿恵子さんと園子ちゃんの愛情で前向きになれる回でした。

博物館の事務員さんが万太郎の前で扉を閉めるシーン、事務員さんもやるせないような、気持ちの伝わる表情してました。細かいところまで行き届いた演出。

『流行感冒』では娘さんはインフルエンザに罹患しても助かるんですよね。なんか嫌な予感。

貧乏苦労話でもスエコが明るく前向きで、苦難を乗り越えるような展開にしてほしいです。

寿恵子さん、怒り爆発してもおかしくないのに、万太郎のやりたいことをさせてくれる。里見八犬伝の旅、寿恵子さんの冒険の旅が続いている。主題歌「愛の花」が流れる。

明治政府が新しい憲法を作り、大日本帝国、帝国大、ダーク田邊教授も帝国大教頭。日本がどんどんきな臭くなってくる。

あの時代のロシア帝国もどんどん怖い方向に行くし、一般の人が海外に簡単に行ける時代じゃないから大変だろうけど。日露戦争が始まるまでに帰ってきてね。

しかし、園ちゃんが病気で…。峰屋もたたみそうだし…。マキシモ博士も病気で…。八歩塞がりの予感。そういや、叔母さんって近くに住んでなかったのかな。少しは叔母さんを頼った方がいいよ。叔母さんって、政界の方とか知っていそうだし。植物学に理解のある大物とか、知ってそうな気がするけどなぁ。なんとか、園ちゃんには元気でいてほしい。園ちゃんロスになりそうです。

この時代に、知り合いのいない、言葉の通じない外国に夫と共に小さな子を連れて移住するなんて、凄く勇気のいることだね。単身赴任でなく、家族一緒にと望んだ寿恵子は凄いよね。ヒメスミレが、園子ちゃんを表しているようで、小さくて可憐で良かった。でも最後しおれたのが、暗示かな?怖い。

寿恵子の3つのお願い。二度と会えないかもしれない、大事な人との別れ。言葉が通じない異国への旅立ち。それを聞いた万太郎。大事な大事な大事な、すえちゃん!園ちゃん!

家族3人ともうすぐ4人。大冒険を家族でみんなで生きていきたい!心が熱くなりました。

万太郎にとって、地に足をつけた生き方とは、生活苦など気にせず、寿恵子が八犬伝を全巻質入れするのも気にせず、植物に没頭することなのでしょう。その上、ロシアへの渡航費も峰屋に頼る。結局、万太郎は他力本願なんですよね。子供の頃から、他人の話は聞かないということが、ずっと尾を引いていると思います。田邊教授の言う留学するか、大学に入るかというアドバイスを聞いていればねぇ。不甲斐ない男じゃのう。

里中先生と野田先生…本当は、万太郎を救いたい、助けたいのだろうなと思いました。おふたりの表情や声の感じから、万太郎を助けたいのにそれが叶わない、手を差し伸べられない忸怩たる思いが感じられました。寿恵子さん、言葉も習慣も文化も違う異国への渡航に関して、泣き言も不平不満を一切漏らさず、「とんでもない冒険」と言う。不安で仕方ないはずなのに、なんて男前。

万太郎が博物館に行って、田邊教授からの出入り禁止や図鑑パクりの話をすると、野田先生里中先生が自分たちは帝国大と密接で国費でやってるから、万太郎とは関われないみたいなことを言うわけだけど、でも、それでも自分たちは万太郎がかわいいとかたるシーンがジーンときて、涙出そうだった笑。今回もまたロシア行きたい…ですか。

涙が出るくらいの展開ですね。涙腺が緩くなりました。楽しみです。

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