第90話では、春になりヒメスミレが咲く頃、長女・園子が2歳になる前に発熱で亡くなります。万太郎と寿恵子は悲しみに暮れますが、まつが支えになります。一方、綾も峰屋を畳むことに心を痛めていますが、分家の豊治、紀平、伸治が労いの言葉をかけます。彼らは峰屋の土地を売り、新たな出発を誓います。竹雄と綾は分家に助けを求めますが、伸治は謝りつつもそれを断ります。最終的には、綾は峰屋を殿様の酒蔵として幕を引くことを決め、伸治と別れることになります。万太郎はヒメスミレの絵を園子に捧げるとともに火にくべます。
このドラマは、登場人物の心情を理解できる点が素晴らしいと感じました。 分家として大きな本家を支えきれないのは当然のことですが、それぞれが優しく、本家を守ってきた綾さんたちにかけた言葉には感動しました。
一方、悲しみの中にいる万太郎たちの場面では、万太郎のおかげで再生した仲間たちと共に長屋での暖かい食事風景が描かれています。 これはきっと、皆のように立ち直れるという希望を感じさせる演出だと思いました。
このドラマは様々なことを考えさせられましたね。 家業というものは創業者にとっても大変だったでしょうが、それを継いでいく者にとっても更に大変なことだと思います。 もし自分がこの時代に、峰屋のような大きな家を潰してしまったら、どうなるのだろうと考えると、普通ではいられないだろうと想像しますね。 人は独りでは何もできないし、まともに生きていくこともままならないのだと、改めて思い知らされた回でした。
豊治さんの労いの言葉と表情には涙が出そうになりました。彼が綾と竹雄を罵倒すると思っていたのに、「殿様の酒蔵、峰屋のままで幕を引いた、婆さまもご先祖もさぞ喜んでいるじゃろう」という言葉は優しさに満ちていて、「お疲れ様、よく頑張ったな」という気持ちが込められていました。
紀平さんの「先祖の墓は守ってやる」という言葉にも感動しました。伸治が自分の無力さからもどかしそうにしていたが、最後に心からの声をかけた姿に心打たれました。
亡くなるシーンで泣くだろうと覚悟して観ていた園ちゃんの場面ですが、まさか分家の方々のやさしさに泣かされるとは思ってもいませんでした。これまでの分家の反発や憎たらしい発言も、このシーンのためだったのかと脚本家さんの力量に脱帽です。
分家の皆さんが優しくて感動しました。豊治さんは嫌味を言いに来たのかと思っていたが、愛のある言葉でした。喜平さんも思いやりのある人でした。最後の伸治さんの涙ながらに綾と竹雄を抱きしめる姿に心打たれました。「殿様の酒蔵峰屋のままで幕を引いたな。先祖も婆さまも喜んじょる」という一言で綾と竹雄は救われたと思います。
今日の回は本当に感動的でした。分家の皆さんが素晴らしい人たちで、彼らに泣かされるとは思ってもみませんでした。脚本の力量に感嘆しました。
分家ズがかなり良い人になっていて、特に伸治さんの変わり様には感動しました。前向きな展開を期待します。
ただ、分家が奉公人たちの前にいない辞令の席に違和感を感じました。分家がまだ峰屋として蔵を持っているのなら、手を差し伸べるなり経営統合するなりの方法があったはずです。この辺りの史実に詳しくはないですが、演出なのかもしれませんね。
万太郎が机に向かう背中を見る牧瀬さんの無言の演技からは、娘が苦労していることを嘆いているような感情が伝わってきました。長屋の人々は本当に温かいですね。
このドラマ「らんまん」は、根っからの悪人が出てこないので良いですね。主人公たちに苦言や皮肉を言う人はいるけれど、立場が変わればみんなの言っていることは正論であり、ひどく理不尽なことは言っていません。分家の土佐３人衆も同様ですね。特に、以前はアホぼんだった分家の惣領息子が、今回はまともになっていた姿に感心しました。峰屋を救うことは余程の財力がないと無理だという事を理解し、断った姿は立派です。共倒れになったら「牧野家」は本当に終わってしまいますし、分家にも守るべきものがあるのですね。
百久利さん、いや伸治さんが最初から良い人だったと気づいて良かったです。綾と竹雄が二人で「シン・峰屋」を再建する姿を見てみたいです。
分家の人々は本当に優しいですね。彼らは峰屋を守ってきたことを綾に言わせずに黙っていたり、自分たちの力量を理解して助けられない悔しさを抱えながらも、心から抱きしめたりしています。
園ちゃんが亡くなった場面で感動しました。長屋の人々の優しさが滲み出ています。
今週は辛い回が続きましたが、来週は幸せが待っていることを願います。
綾と竹雄が分家の人たちから優しい言葉をかけられて心に沁みて泣いてしまう姿は感動的でした。彼らの頑張りが認められていたのでしょうね。坂口さんの励ましにも感動しました。
「らんまん」は本当にすごいドラマだと思います。
ヒメスミレの花言葉は「初恋」や「純愛」などがあります。この花の美しさと可憐さから、初めての愛や純粋な愛を象徴する言葉として使われます。
一番言葉の少なかった旦那が一番誰よりも綾の気持ちを理解していたのは感動的でした。長屋の人々が月並みなお悔やみの言葉を言わずに、子供のお七夜と長命を願う寿限無を行っていたシーンは、無邪気な子供のお願いを誰も止めないように見えました。その寿限無は、空から園ちゃんやお腹の赤ちゃんにも聞こえているようでした。
今週は悪い展開なので観るのが怖くて、ネタバレ記事や他のコメントを読んで心構えをしてから観るとのことですが、それが助かっているとのことで、ありがとうございます。
分家は所詮捨て駒扱いで、本家の考えでは不利益は分家に押し付けられると感じているようです。身内のトラブルは厳禁と先代から諭され、本家の税金まで支払わされたことで恨みはあっても感謝は無い分家が多いとの指摘ですね。
万太郎は当主の立場から逃げて自由に生きているようです。綾と相続で揉めているわけでもなく、竹雄とはマブダチの関係です。退職金や手切れ金の一部を峰屋に返金すべきという意見があります。
伸治がバカ旦那ではなく経営者として地に足ついている姿に驚きを感じたとのことです。自分では峰屋まで抱えきれないことを認識しているからこそ、ちゃんと自分で苦労していると言えると感じられたようです。
分家ズがご先祖様の墓を守るという発言から、竹雄と綾が東京に移住することになるのかなとの予想が出ています。
伸治が情に流されずにちゃんと断っていて偉いと評価されています。
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