俳優の神木隆之介（30）が主演を務めるNHK連続テレビ小説「らんまん」の第126回が放送され、女優の宮崎あおい（37）がドラマ本編に事前告知なしのサプライズ出演を果たしました。宮崎は語りを務める役から、万太郎の没後に40万点に上る植物標本の整理を手伝う女性・藤平紀子役に出演しました。宮崎の朝ドラ本編出演は2015年度後期「あさが来た」以来、約7年半ぶりの3回目です。物語は初回から紀子の視点で、万太郎の生涯を振り返る形で進行していたことが明らかになりました。また、万太郎の祖母・タキ役を演じた女優の松坂慶子（71）もサプライズで、老婦人になった万太郎の娘・千鶴役も演じました（本役は本田望結）。宮崎と松坂の共演にはSNS上で驚きの声が相次ぎ、最終週（第26週）初日から大きな反響を呼びました。
第126回では、練馬の野原に立つ万太郎（神木隆之介）と寿恵子（浜辺美波）が登場します。彼らは植物園を思い描く展開が続きます。
次に、オープニングタイトルバックのクレジットは「語り・藤平紀子 宮崎あおい」と表示されます。タイトルバックの後、万太郎が亡くなった練馬区東大泉町の槙野邸に1人の女性が現れます。「昭和33年（1958年）の夏、私は初めてそのお屋敷を訪ねました」と藤平紀子（宮崎あおい）が語ります。彼女はこの物語の語り手であり、61歳の千鶴（松坂慶子）に出迎えられます。
以前はカイコの試験場にいた紀子。今回は片付けのアルバイトと思い、区役所に応募したが、千鶴から依頼されたのは万太郎の遺品整理の手伝い。部屋を埋め尽くした40万点の標本が、東京都立大学に収められることが決まり、途方もない分類・整理が必要になった。
紀子は「こんな重大な仕事、とても…」と槙野邸を後にしたと思われたが、踵を返し、千鶴に「この標本、守ってきたってことですよね？関東大震災、それから、空襲も。20年3月、東京大空襲。私、17（歳）でした。覚えています。どんなに恐ろしかったか。あの地獄の中、炎の中を、ご家族の皆さんがこれだけの量を、守り抜いてきたってことですよね」と尋ねた。
大正12年（1923年）9月1日、千鶴は標本を背負い、万太郎たちと根津の十徳長屋から渋谷に逃げたことを思い出しました。
紀子は「それを考えたら、私、帰れません。私も戦争を生き抜きました。次の方に渡すお手伝い、私もしなくちゃ」と言いました。
2人は08年の大河ドラマ「篤姫」で共演し、宮崎が主人公・篤姫役、松坂が篤姫の教育係・幾島役を演じました。20年1月にはTBS「あしたの家族」で母娘役を演じました。
脚本家の長田さんのインタビュー記事を読んで、「最終週にはある仕掛けをしている」ということを知り、最終週の月曜日は万太郎の晩年からスタートし、寿恵子の亡くなるまでの数年間を回想する形になると予想していました。しかし、実際は万太郎の死後から始まり、想像を上回る仕掛けでした。さらに、宮崎あおいさんと松坂慶子さんのツーショットは、大河ドラマ「篤姫」の視聴者にとっては懐かしさを感じることができたと思います。 この展開は、万太郎のモデルとなった牧野博士の死後、その貴重な標本を次の世代に残そうとする人々の存在を視聴者に伝えたいという思いから生まれたものであり、宮崎あおいさんと松坂慶子さんの登場は単なるサプライズだけでなく、その意図があったために実現したものです。このような背景を知って、とても感心しました。
今週で「らんまん」は終わります。寿恵ちゃんが病気になることを覚悟して観ていましたが、寿恵ちゃんのやりきった発言に一瞬ドキッとしました。しかしその後、時代は一気に昭和へ進み、松坂さんと宮崎さんの登場にびっくりしましたが、お二人の語りのお上手さから何が起こったのかよく理解できました。関東大震災と東京大空襲を経て残った膨大な資料が今も保存されていることを知ることができて良かったし、万太郎のお子さんたちが万太郎亡き後もよく守ってきたことに感動しました。
最終話までの展開は驚きでした。最初には万太郎と寿惠子の死後の話になり、そこで宮崎あおいさんが藤平紀子役として出演し、松坂慶子さんが千鶴役として再登場するという面白い趣向でした。さらに、最終週のあらすじを見ると、練馬に移り住んだ後の様子が描かれるようです。本当に驚きました。
この展開は、驚きとともに嬉しいものでした。膨大な標本と資料を整理しながら、万太郎の手記を振り返るという設定がありました。ナレーションや週タイトルの構成もこの設定に合わせていたのですね。最終週は別れやエピソードが多くなるのは伝記物ならではの構成ですが、今日のエピソードを挟むことで、落ち着いて万太郎と寿恵子の晩年や周囲の人々を見届けることができそうです。
松坂慶子さんは、どんな役でも素敵な方ですね。体型も丁度良く、温かな声質も魅力的です。また、発音もわかりやすいです。彼女は毅然とした祖母役の時も素晴らしかったです。女優さんたちは、自分自身の持つ個性をさらに高めて磨き、丸ごとの雰囲気やオーラで生きて演じているのだと感じます。私は松坂慶子さんをお手本にして生きていきたいと思います。
槙野家の象徴であったタキさんが、「らんまんじゃ」とつぶやき、万太郎の娘である千鶴に似ていることが胸に響きます。万太郎の子役が孫の虎太郎で、タキさんのひ孫が千鶴という使い方は巧妙です。さらに、最終週の冒頭で既に主人公が亡くなっている時代を持ち込むとは驚きです。スエちゃんが亡くなり、万太郎がスエちゃんを想って終わるよりも、より強い印象を与えました。この物語は万太郎だけでなく、周囲の人々の人生が丹念に描かれているからこそ、脚本も演出も素晴らしいです。他の作品とは比べ物にならない優れた作品です。
風に揺れるササがこんなに泣けるとは。らんまんを観てると、まるで上質な映画を観たような気分になります。冒頭の万太郎と寿恵子のシーンでは、寿恵子が「私、やり遂げました」と言い、まるで二人の大冒険や人生の総決算のような感じがしました。そして、その後は万太郎も寿恵子も、もういない世界になってしまうなんて、本当に驚くようなストーリー展開でした。松坂さんと宮崎さんの二人の演技も、本当に素晴らしいドラマの世界を作り上げていました。長田さんの脚本には改めて感動しました。本当に、「らんまん」が大好きです。
長い間槙野家を見守ってきたカエルの置物も、震災で転げ落ちたままのまま、松坂慶子さんの背後にはたくさんの写真と野宮さんが描いた家族の絵がありました。これまで「らんまん」を観てきた視聴者には、伝える言葉がなくても伝わる描写がたくさんありました。脚本もキャストも演出も素晴らしいですね。
今日のキャスティングには本当に驚かされました。驚いたことが２つあります。まず、あの万太郎の祖母である槙野タキ役の松坂慶子さんが、今度は万太郎の娘として登場したことです。（ひ孫の曽祖母の隔世遺伝でそっくりだったのでしょうか）そして、万太郎の娘である藤平役として出演したのが、ナレーターの宮崎あおいさんだったことです。さらに驚いたことは、宮崎さんと松坂さんはかつてのNHK大河ドラマ「天璋院篤姫」でも素晴らしいコンビを組んでいたことです。このような素晴らしいキャスティングに感激しました。
「らんまん」はますます名作になっています。
宮崎あおいさんが藤平紀子役を演じ、松坂慶子さんが千鶴役を演じるというクレジットを見て、一人で大喜びしました（笑）。先週の「あさイチ」で神木さんが出演されたので、それがなんとなく納得できました。私は最終週に主役がゲスト出演するものだと思っていたので、万太郎が亡くなる展開なら先週の出演がベストだったのかなと思いました。残り少ない放送ですが、楽しみたいです。
「園ちゃん」の「園」が「植物の園」と関連していたことに驚きました。そして何よりも驚いたのは、宮崎あおいさんが藤平紀子役を演じ、さらに松坂慶子さんが昭和の千鶴役を演じるという予想外のキャスティングでした。この巧妙な脚本とキャストには驚くばかりです。
宮崎あおいのサプライズ登場は予想していたものの、篤姫と幾島の再開にはビックリしました。脚本がとても練られていると再確認しました。また、オープニング時のテロップで松坂慶子さんの登場にも驚きました。「そう来るんですか！」と声が出てしまいました。昨日の「どうする家康」での北川景子さんの驚きに匹敵するくらいでした。ただ、オープニング前の万太郎と寿恵子の会話で、最後にバイカオウレンと言われた時は、思わず涙が出ました。最終話まで昭和の時代を通すかは分かりませんが、思い出シーンや飛ばしたシーンを挟むことでしょうか？斬新な手法ですが、綺麗にまとめて欲しいです。
週始めから驚きの連続です！松坂慶子さんが千鶴役として登場し、宮崎あおいさんが藤平紀子役を演じることが明らかになりました。千鶴さんが万太郎の没後に標本の整理を続けていたことが分かり、紀子さんがお手伝いを断ろうとする場面で、風に揺れる笹がまるで紀子さんを誘うかのように描かれ、感動を呼びました。これだけでも涙が出ます。
あの万太郎の祖母である槙野タキ役の松坂慶子さんの厳しくも優しい姿が素晴らしかったです。近年の松坂さんは、チャーミングなおばあちゃんがとても似合うなと思います。彼女の身振り手振りの細かいところまで本当に素敵です。
また、宮崎あおいさんの出演もさることながら、松坂慶子さんの再出演は本当に驚きました。幼少期を演じた子役さんが主人公の子息を演じることはこれまでもありましたが、まさかおばあちゃんを演じていた人が子息の役をやるのは、私の記憶にはありませんでした。
このドラマでは、最初の妻と2番目の妻が実は偉かったという話だと思うようになりました。寿恵子さんは姉役ではありますが、10人以上の子供を産み育てながら主人公も育てた偉大な存在です。現代では考えられないほど、奥さんたちが凄いと思うドラマでした。江戸時代後期の人口が3000万人で水平だったのが、1億2千万人に増えたのは、女性たちの頑張りと忍耐によるものだと思います。今の人口急増地域も、女性たちが大変な状況にあるのだと思います。
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