朝ドラ「らんまん」第18話は、万太郎のスピーチが熱いけど、綾の初恋相手の幸吉は、既婚者だった?

第18話では、万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)が綾(佐久間由衣)を探しに高知へ向かいます。綾は自由民権運動の結社「声明社」の集会場にいました。リーダーの早川逸馬(宮野真守)が、観衆の楠野喜江(島崎和歌子)たちに、国民の自由と権利について訴えていました。ひょんなことから演壇に上がった万太郎は、草花の力強さについて話し始めます。

タキ(松坂慶子)から「万太郎とはいとこ同士であり、夫婦になれ」と告げられた綾はショックを受けます。想いを寄せる蔵人・幸吉(笠松将)の農村へ走りますが、そこで幸吉の汗を拭う女性を目にします。すぐに立ち去ってしまいます。山道で転んだ綾が見つけたのは、淡紅色の「ササユリ」でした。

ササユリの花言葉は「上品」「希少」「純潔」です。この花は、結婚と出産を司るギリシャ神話の最高位の女神ヘラ(ゼウスの正妻)を象徴するとされています。

「造り酒屋のお嬢様」の主人公が愛する蔵人のもとに一人で向かうのは、宮尾登美子さんの小説みたいだと思ったけど、小説では蔵人と結婚してハッピーエンドだったのに対して、こちらは…。やっぱり幸吉のそばにいた人はお嫁さんかな…。

まあ、幸吉も綾を想っていたとしても、きっと身分違いだと最初から思っていただろうし…。

私は綾とは竹雄がうまく行けばいいと思っていたけど、幸吉も素敵だった。でも幸吉が既婚者なら、やっぱり竹雄に頑張って欲しい。

綾の初恋が儚く散ってしまったのは可哀そうでしたが、今回は早川逸馬と万太郎が飛び入り参加しての演説場面がとても熱かったです! 万太郎が得意の植物学から名も無い雑草の力強さなどを説き、それを早川が自由民権論に上手く落とし込む、という二人のコンビプレイの演説は、実に聞き応えがありました。 宮野真守さんの熱演もあって、個人的にこの「らんまん」をこれまで見てきた中で1番の名シーンだと感じました。

昨日の終わりから、綾は踏んだり蹴ったりで可哀想でした。しかし、彼女は誰かに依存するのではなく、自立した女性に成長していくことでしょう。

万太郎は気圧されながらも、話し始めると植物について純粋に語れることが嬉しく、その熱弁が偶然にも逸馬の演説を後押ししている様子が面白かったです。

幸吉と一緒になりたかったから、彼女が姉妹だと思いたいけど、嫁っぽいよね、なんとなく。姉妹が汗を拭くのは何か違和感があるし。

幸吉が綾を思い続けた時期があったかもしれないけど、身分の違いから諦めたのかもしれません。

あのシーンは本当に素晴らしかったです。私は、自分がしっかりと地に足をつけているか、しっかりと根を張っているかを考えながら観ていました。

植物が大きく成長するためには、目に見えない地面の中でしっかりと根を張っている必要があります。そして、水や栄養分を吸収し、日光を浴びながら成長し、やがて花を咲かせて実を結びます。

根がしっかりと張っていなければ、簡単に抜けたり倒れたりしてしまいます。早川逸馬が万太郎の言葉を素直に聞き、自分たちの考えと万太郎の言葉をすり合わせて自分の言葉にする深い考えを持っている様子が印象的でした。

幸吉さんと綾の雰囲気が良かったので期待していたのになぁ。綾には辛い思いもさせてしまったかもしれないけど、思いがけず万太郎が演説に出てきて救われた部分もあったんじゃないかな。立場が違っても、みんなが自由を求める思いで一致した姿勢はとても力強く見えました。よさこい節の歌も良かったですね。竹雄も諦めずに思いを伝えられたらいいですね。

昨日から今日にかけて、目が離せない怒涛の展開がワクワクさせてくれました。

1年間このような気持ちになっていなかったので、朝ドラウォッチャーとしてとても嬉しいです。

幸吉さんは、憧れや尊敬の念はあっても、自分が大店のお嬢様の伴侶になることは考えていないでしょう。普段は村の仕事がメインで、酒造りは期間限定の労働であることが多いはずです。

綾ちゃんには気の毒ですが、無理に現代風にアレンジする必要はなく、おそらく時代的にはあんな感じだったのではないかと思います。それで納得できる流れで良かったです。

しかし幸吉さんには、今後も信頼できる蔵人さんとして、綾ちゃんと峰屋さんを支えてほしいです。笠松さんも素敵ですね。

幸吉は逆玉に乗れるチャンスだったのに、身分違いの叶わぬ恋は憧れのまま封印された。でも、まさか妻帯者とは残念。かんざしを返した意味も納得。今の時代なら不倫ドラマに展開するところだったが、これは綾さんも諦めるしかない。竹雄にはチャンス到来!?

雑草について話していた万太郎に逸馬が上手く翻訳して、両者の演説が合致していて面白かった。「我らは自由という根を張るたくましき草じゃ」。まるで漫才のようだった。お調子者の万太郎が可愛い。笑

幸吉が嫁と思われる女性に、汗を拭いてもらっているところを見てしまったんだ。笑顔から一瞬で落胆した表情をしていた。綾さん、悲しいですね。

綾さんは集会に行っていたようです。万太郎さんも気づき、その場に行って見つけることができて、よかったですね。

万太郎さんは、雑草は役立たずみたいな発言に黙っていられなかったようです。完全なアウェーの場でも、聴衆を惹きつける素晴らしいスピーチをしていたそうです。早川逸馬さんにも民権婆さんにも気に入られたそうです。

万太郎さんは、自由とは何かを学んでいるのでしょうか。明日も楽しみにしています。

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