朝ドラ「らんまん」芸者の菊千代は元宝塚歌劇団の花組トップ娘役だった華優希さん

芸者の菊千代は元宝塚歌劇団の花組トップ娘役だった華優希さん。

第105話では、寿恵子(浜辺美波)が植物採集に出かける万太郎(神木隆之介)に、「キクを探してきて」と頼みます。1カ月後、迎えた“菊くらべ”当日。みえ(宮澤エマ)や菊千代(華優希)らが持ち寄ったキクを、岩崎(皆川猿時)が品評します。華やかなキクが並ぶ中、最後に寿恵子が差し出したのは白く小さな「ノジギク」でした。寿恵子が花の魅力を堂々と語り始めると、その言葉は岩崎の胸に響きます。

万太郎は、寿恵子の愛読書「八犬伝」を返却する際に、「これだけは、手放さんとってくれ」と言います。草花に優劣をつけるのは性に合わないが、気になるキクを採ってくると約束し、「今まで金のこと、任せっきりですまんかった」と頭を下げました。

キクは唐の国から渡ってきたものでしたが、ノジギクは日本自生の原種です。海沿いの明るい岩場や崖に生え、生まれながらの形を保って咲いています。寿恵子は、「どちらのキクにも、優劣はございません。ですが、ノジギクとこちらのキクたち、共に揃えば、大陸と海、それから幾星霜にわたる日本の人々の創意と工夫に思いを馳せることができましょう?」「そして何よりも、この国の人らには、そこまでして花を愛する心があるがじゃいうて、胸が熱うなるじゃろ。みんなに花を愛でる思いがあったら、人の世に争いは起こらんき」という万太郎の言葉を引用し、花の魅力を語ります。

1等(500円)は菊千代の白く大きなキクが選ばれました。ノジギクを目にした岩崎は故郷・土佐と“懐かしき夢”がよみがえり、その礼に300円で買い取ると、みえに伝えました。

寿恵子は落選し、万太郎は徳永教授(田中哲司)から植物学教室の助手に正式に採用されたことを報告しました。月給は15円で、寿恵子は「お金もらえるんですか?」と驚き、「助かります」と安堵しました。万太郎は「まさか、大学に玄関から迎い入れてもらえるとは」と感慨深げに語りました。

「菊比べ」は岩崎弥之助が主催し、弥之助の故郷でもある土佐に自生するノジギクを選んだのは万太郎のアイデアだったそうですね。この辺りは『美味しんぼ』で、高知出身の京極さんをもてなすために、山岡が四万十の鮎を用いたことを思い出します。

それでも、この脚本の良いところは、1等を簡単には取らせないところですよね。ダメだったかと思わせていたところで、助け船を出すのも良い感じです。

ラストでは、徳永新教授が植物学教室に正式に助手として雇ってくれるという嬉しい知らせが伝えられます。万太郎の様子が気になりましたが、感慨深い思いがあるのか、余り嬉しそうには見えない、いたって平静な様子でしたね。

確かに、原種と品種改良版の両方を揃えれば、「ここから人々の創意工夫が加わってこのような形になったのか」ということがよく分かります。また、日本と大陸の繋がりも再認識できます。万太郎の言う通り、「草花を愛する心があれば争いは起きない」とはいえ、実際には人は色々なしがらみに囚われるため、そうではいられない部分もあるかもしれませんが、考えさせられる言葉でした。

岩崎様からの300円の褒美も、東大からの万太郎のお給料あり助手要請も嬉しいですが、徳永教授が以前のままの思いやりのある人でいてくれるか、ちょっと心配です。

りんさんの言葉、「草花でしか役に立たない、万太郎の土俵」は多くの視聴者の気持ちを代表していると思いました。八犬伝を取り戻せて何よりです。

寿恵子が発表する時、途中で言葉を荒げられて反論されても淀みなく話す姿に、万太郎への信頼感と度胸の良さを感じました。プレゼンとして見ても、スピード、間の取り方、笑顔など、素晴らしかったです。

寿恵子の言葉は、岩崎氏や政府関係者の心に深く刻まれたようです。話しが終わった後の皆の表情は印象的でした。見た目は華やかさはありませんが、日本由来の花であること、そして他の外来の花を否定するのではなく、花を愛でる気持ちがあれば争いもなくなると伝えた点が心に響きました。

あさイチ出演の浜辺美波さんは、細くて綺麗な方でした。神木さんのコメントも良かったです。

岩崎は、表向きは菊千代に花を持たせ、見えないところで気を配る男らしさが良かったです。菊千代と並べて「寿恵子には特別賞」などと言わないところが好感が持てます。この朝ドラで浜辺さんは、これまで見せなかったような才能をどんどん開花させているように感じます。借金取りへの啖呵を切り、ノジギクの静かながら心に沁みるプレゼンテーションをした後、子供たちと接する姿が母親の慈愛に満ちていました。彼女は大女優へのステップを上り始めたように感じます。

菊千代にはどんなに立派な菊を用意するのかとワクワクしていましたが、まさかのノジギクに感動してしまいました。普通の人なら雑草にぐらいしか思わないようなノジギクが、寿恵ちゃんの話を聞いたら素晴らしいものに見えました。しかし、1等には菊千代さんが選ばれ、がっかりしたところでのまさかの300円で買い取ってもらえるという展開に、おまけに万太郎が大学で正式に助手として迎え入れられるということで、ドラマとはいえ、寿恵ちゃんの苦労が報われたようで本当に良かったです。

浜辺さんは声のトーンが心地よく、言葉も聴き取りやすい。彼女の美貌も話を聴きたくなる理由の一つだ。

万太郎は先週、祐一郎に植物には一切の優劣がないと言われたばかりだったが、少しでも寿恵子の役に立とうと、口上を付けてノジギクを採ってきた。

お給料ももらえるようになり、槙野家は一安心か。今日は帰宅したら「あさイチ」の録画を見なければならない。

300円だって大したものだし!たぶん菊千代さんが優勝する出来レースだったとしても、岩崎様が寿恵ちゃんが語ったノジギクの故事を忘れられずに帳場を訪ねてくれたのは、寿恵ちゃんと万太郎の共同作戦が実ったからである。一部始終を理解して、最後に出番をもってきてくれたみえ叔母さんは頼りになる存在だった。

実在の岩崎弥之助氏は、20代でアメリカ留学したインテリで、漢籍・古文書の蒐集保存にも尽力した人物である。キクが中国では薬草として栽培されていたことをご存じだったかもしれないが、ドラマの岩崎様は、成功する前に土佐にノジギクのような面影の初恋の女性がいたのかもしれない。

逓信省鉄道庁の相島様は、後に「橋梁の父」となる広瀬佑一郎君と接点があったのだろうか?

寿恵ちゃんが八犬伝も請け出せたし、東京大学に復帰できたし、今度は俸給も付いてきた。やっといい流れが来た!

菊の品評会が出来レースだったとしても、その後の岩崎は、菊千代の顔も立てつつ、陰で故郷の菊を出品したすえちゃんへのビッグサプライズを用意しました。さすが粋な計らいです。万太郎のチョイス、すえちゃんのプレゼン、夫婦の連携が素晴らしいです。

藤丸から、徳永教授の最初の仕事は田邊前教授の色を消すこと、と聞いていた万太郎は、助手のオファーにちょっと複雑そうでした。徳永教授の行動が本心からのものではなかったという話だったら良いな。

菊くらべでの寿恵子さんの見事なプレゼンには聞き入ってしまいました。また、岩崎弥之助さんからの寿恵子さんのノジギクを300円で買い取ろうとの申し出に対するみえ叔母さんの対応が粋だなあと思いました。みえさんは、岩崎氏の破格の申し出に変に驚いたり、遠慮したりせずに、すっとごく自然に受け入れていて、ふだんから格の高い客を相手にしている女将という雰囲気がにじみ出ていました。

今週は見事なほどに万太郎の影が薄かったですが、徳永教授も万太郎のことを気にしてくれていたのですね。岩崎は今週の菊の話だけで終わりなのでしょうか?折角おすえちゃんのバッチリのプレゼンで印象鷲掴みしたのですから、今後万太郎と関わってくれるといいですね。具体的には図鑑の版元の会社を紹介してくれるとか。三菱が出版事業もやっているなら直接版元になってくれるのが一番ですけどね。来週は万太郎の大学復帰でどういう展開になるのか楽しみです。

素晴らしい展開が続いた回でした。万太郎が家の貧困状態を理解され、大学にも受け入れられ、今後も二人に収入が入ることに。こんなにいいことが続いてもいいですね。ノジギクはお供えの花束にも入れられますが、私は好きな花です。

しかし、史実に沿うと、万太郎は大学に受け入れられてからも順風満帆ではないようです。この物語もあと1か月、どのように終わらせるつもりでしょうか。

岩崎様が叔母さんのところにやってきて、ノジギクの話をしているとき、少し目がうるんでいたように見えました。寿恵子が持ってきたノジギクを見て、岩崎様は故郷の土佐を思い出したのかもしれません。万太郎が特別賞のような300円をもらえることになり、結果的に良かったです。寿恵子のプレゼンテーションも心を掴みましたね。りんさんの「(万さんは)草花でしか役に立たない」という発言には思わず笑ってしまいましたが、徳永教授からの手紙により、万太郎は大学で助手として復帰することになりました。がんばれ、万太郎。

料亭の女将であるみえが、陸軍大佐をたしなめるシーン以外は良かったと感じました。たしなめるなら、岩崎弥之助の方がまだ適任だったと思います。

寿恵子が質入れしていた『八犬伝』を取り戻していましたが、金銭的裏付けのためにみえが100円前渡しするシーンを入れた感じがしました。

また、宮澤エマさんは演技が上手いと感じました。

史実はともかく、ストーリー展開がとても良くできていると思います。不幸のどん底からの光明。敵対者であった田邊教授の没後、徳永教授が手を差し出すことは、ドイツ留学は教授に栄転して万太郎を助けるためだったように思えます。偏屈で変わり者の主人公はドラマでは神木君が演じることによって、貧しくとも常に明るく、妻に感謝する言葉が朝から爽やかにしてくれるような気がしました。

岩崎さんがみえに万太郎のことを聞いた時に、昔の人を偲んだのは、龍馬だったのか弥太郎だったのか、なんか気になりました。野地菊はマーガレットに似ていると感じました。墓参りの時に、よくスーパーなどで花を買うのですが、マーガレットみたいな菊の花を買うけど、あれが野地菊なんかなと思いました。毎回、素朴でいいなと思いながら買っていたので、ウワッと思いました。あの花、違うのかな。

やっぱり今日の回から物語が急展開したね。 ノジギクが日本古来の原種であることを穏やかに説き明かしていく寿恵子に聞き入った岩崎弥太郎は、優勝にこそノジギクを選ばなかったが、女将の控え部屋を訪れ、300円を贈呈。ノジギクは土佐から取り寄せたものかと尋ねる。 寿恵子の夫が植物学者であることを女将から告げられると、去り際に「植物学者の名は?」と。 長屋に戻った寿恵子は万太郎から一通の手紙が来たことを伝えられ、その中身は現東京帝国大学理科大学植物学教室教授「徳永政市」から助手に招聘するとの朗報であった。寿恵子が権威への復活より、報酬がもらえることを喜んだのが微笑ましい。 その後、中川大志が版元に名乗りを上げ、経済的困窮から脱していく。万太郎は東京帝国大学理科大学の助手から講師へと昇格し奉職する。 弥太郎が「植物学者の名は」と放ったセリフは、神木主演の「君の名は」へのオマージュだと思った。

朝から胸が一杯になりました^⁠^こんな希望に満ちた終わり方をするなんて!寿恵子の努力が報われたようで心の底から嬉しいです。ここ数週間は悲しいことが多い内容だったけれど、ここにきてそれをすべて昇華してくれました。良かった!

気持ちの良い金曜日。 結局、寿恵子は300円手に入れ、万太郎は大学助手になりました。 さて、あさイチに出演するとフェードアウトのジンクスが。 今日のあさイチ、園子の話に向き合う神木と浜辺、演技の裏側を聞いて改めて涙した。 もうすぐクライマックス。名残惜しい。

「草花でしか役に立たないんだからさ!」 さらっと悪口を言うおりんさんw 八犬伝を質問できて良かった!

軍師寿恵子のプレゼンテーション! 菊くらべには負けたけど、岩崎さんが300円で買い取ってくれました!

徳永教授から月15円での助手の誘い! ありがたいですね!

最後の画像は、はまべみなみ(22歳)です。

予想外のノジギク!さらに視聴者を一旦ガッカリさせた後の、岩崎氏からのスペシャル賞的な300円で買い取り!の展開が面白い!さらに月給15円にて「助手」として大学に復帰!次週も楽しみだが、300円のご褒美金に前金100円を加えても、借金総額は500円だったので、まだ完済できていない。ここがこの番組の良いところである!他の番組では、史実として槙野氏の復職後の東大時代の身分は「助手」で、年収は180円であったことが説明されていた。戦後の状況を考慮しても、晩年の物価状況をふまえて、ほぼ同等の年収だったと理解できる。もし見間違い、誤解があった場合は申し訳ありません。しかし、定期収入ほどありがたいものはありませんね!

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