朝ドラ「らんまん」大窪(今野浩喜)非職で嘆いて退場

第107話は明治27年(1894年)、大学を去った大窪(今野浩喜)が、波多野(前原滉)たちの2年生時に4年生だった細田(渋谷謙人)が助教授に就任するところから始まります。ある日、陸軍大佐の恩田(近藤公園)と里中(いとうせいこう)が植物学教室に現れます。徳永(田中哲司)から万太郎(神木)に出された指令は…という展開です。

翌年、細田が留学先のドイツから最新の植物生理学を持ち帰るため、大窪は非職となります。「たまたまここに就職先があったってだけで、何年無駄にしちまったんだ」と嘆きます。しかし、万太郎と共同研究し、学名を発表した「ヤマトグサ」は、後に著名な植物となります。「だから何だよ!ヤマトグサなんて世の中、誰も知らねえんだよ!あんなヒョロっちくて、かわいいだけの…」という発言もありましたが、研究の日々と歓喜が大窪の心によみがえります。

大窪さんが万太郎に頭を下げ、一緒に研究させてほしいと頼んだ際、その報告を当時の徳永助教授にしました。徳永教授は大窪さんを励まし、すぐに田邊教授の元へ行って、万太郎に礼を言うべきだと伝えました。

この内容を最近見たのですが、設定としては10年近く前のもので、その間に植物学会で注目される研究対象は変化したと思います。大窪さんは悔しい気持ちから涙ながらに、本来誇りに思うべきヤマトグサの発見さえも悪く言ってしまいました。この場面で、大変な心情が表現されています。

科学の進歩は当然のことですが、その道から外れる人もいて、その結果残酷なことが起こることもあると痛感しました。

大窪は辛辣な言葉で最後まで万太郎に当たったが、そこには万太郎への叱咤激励が含まれていたことは誰もが感じたことだろう。ヤマトグサの発見で万太郎と共に汗を流した仲。それを考えればもっと労ってやりたいが、照れ臭くてそういう態度は取れなかった。

明治時代に生まれた人たちは封建的な厳しい環境で育っていたため、笑って励ますことができなかったかもしれない。親が武士だった場合は、なおさらである。

大窪の態度を悪く受け取らなかった万太郎は、大学で世話になったことや共同研究を成し遂げたことに感謝し、大窪が去った後に礼を尽くしたのだろう。

今野浩喜はお笑い芸人出身で、解散後俳優として活動しているが、なかなかの演技力で物語に没入することができた。今野が去ってしまったことは寂しいが、これまでの活躍に感謝したい。

大窪さんの人柄の良さも口の悪さもわかっているので、今朝は寂しくも大窪さんらしい別れでした。この時代は文明開化に伴い、日本を取り巻く情勢も刻一刻と変わり、様々な人々の動きがあったことでしょう。仕方のないことが当たり前の世の中だったと思います。

大窪は家柄が良く、留学したこともあって植物学教室の助教授にまで昇進しました。しかし、次第に遅れを取ってしまい、最終的に非職となってしまいました。もし万太郎が植物学教室から追い出されずにいて、大窪と一緒に研究に励んでいたら、また違う展開になっていたかもしれません。東大を非職になってからは中学校の教師をしていましたが、50代半ばで亡くなりました。

大窪助教授は泣いていましたね。ヤマトグサは最高の思い出かもしれません。誰も知らないことですが、大窪はひょろちっくで可愛いだけのものだと言っていました。あの頃の植物学教室の雰囲気、万太郎と2人で研究に励んでいた日々。懐かしくて忘れられない、良い思い出だったのでしょう。自分が植物学に一生捧げて、恩返ししていきたいと思っていたでしょう。万太郎が言った言葉は、傲慢の極みだと思っていました。自分はずっとこのまま変わることなく、できると思っていると。でも、そうありたいと願っていたのかもしれません。大窪助教授は口は悪いけど、いい人でした。万太郎のこと、雑誌の創刊からずっと好きだったのでしょう。これからは、植物学をやめて、何をするのかしら。しかし、新しい助教授が来たら、去らなくてはいけないのは厳しいですね。

植物学に飛び込んだとき、今度こそ…という思いがあったのでしょう。万太郎と出会い、その楽しさと発見した時の喜びを知り、彼なりに植物学を極めようとしていたのでしょう。武骨で感情表現が下手、オマケに照れ隠しもあって大声で威嚇してしまう悪い癖がありましたが、報われずに非職になってしまったのは気の毒です。

大窪助教授、やはりこうなったか。

世の中は明治27年(1894年)、日清戦争で台湾に向かう。

あさイチの朝ドラを見ても、世界が変わり過ぎて混乱気味。明治時代はヒゲとメガネ? ゲストは田中哲司さん。徳永教授のひげ、ボンドで貼っていたようだ。

大窪さんは口は悪いけれど、愛が伝わる人物だった。 万太郎の植物好きを誰よりも認めていたね。 本当は、自分も万太郎のように振る舞いたかったと思う。 良い家柄だから、どこかの学校の教師などの職に就くこともできたかもしれない。

大窪さんが退場するのは寂しいな。まさか、大窪助教授に泣かされる回があるとは…。 竹雄や綾クラスの役どころに泣かされるのは普通にあるけれど、 田邊教授の役でもそういうことはあるかもしれないと思っていたけど、まさか大窪助教授のセリフで…本当に驚いた。 分家三人衆の時もそうだったけど、こうなってくると、画工出身の植物学者、野宮が故郷に帰る話の回の時も泣かされそう。 おそろしい。

大窪さんは毒舌だけれど、愛があふれていた。 「ひょろっちくて可愛いだけの」 に泣かされた〜。 今日で大窪さんは去ってしまったけど、いつか再会させて欲しいと思う。

お笑い芸人から役者になった今野の人生を暗に表しているように思えた。 次のステージでも成功する設定であってほしい。

大窪さんが泣いていたのを見ました。 田邊教授も大窪さんも、そして徳永教授も、本当は心から植物が好きなんですね。 本当は万太郎のように研究したいと思っているに違いありません。 でもそれぞれの立場が、その気持ちを歪ませているのだろうな、と思いました。

「ヒゲはボンドで…」と、田中さんが笑いました。

『コンノ そこに愛はあるんか?』 女将さんの声が聞こえてきました! 愛はありましたね! 頭をたたいたところはアドリブだったのでしょうか? 避けたりじゃれたりする感じがありましたね。 とても良かったです。

別れ際、体ではなく頭を叩いたのは芸人としてのアドリブだったのでしょうか? 神木さんのリアクションが自然に見えました。 素晴らしい場面でした。

「ひょろっちくて、可愛いだけの…!」 実はヤマトグサが大好きな大窪さん。 大窪さんも愛着を感じていたんだねぇ…悔しいよ(泣) 細田さん。。。視聴者全員誰?って思ったと思う。 海外に行ってきたやつみんな、なんで日本語で挨拶できなくなるんだろう?w

寿恵ちゃん、八犬伝講談師にw オタク布教をする寿恵ちゃん最高だね!

日清戦争の影響かな? 万太郎、台湾へ?

大窪さんらしい去り際、出演はこれで終わりかな? もしできるなら最後にもう一度出てきてくれると嬉しいな。

里中さんと恩田さんがそっくりすぎると前から思っていたので、今日、「実は兄弟なんだ」とかの告白があるかもと思ってしまった。 ヒゲメガネが渋滞してただけでした。

それを思うと、早い段階で離脱した藤丸の洞察力に感服します。徳永教授も次期教授に座を譲り、座を譲ることを繰り返しています。田邊が徳永に留学を勧め、田辺が亡くなった後、徳永が教授になり、この流れがせめてもの救いです。

美作と田邊の生々しさを、徳永と田邊が踏襲していたら、朝ドラとは言えないでしょう。それでも、みんなが一張羅で明瞭です。

今野さんは俳優として、大河ドラマや朝ドラマでも脇役として引っ張りだこになるでしょう。あんなヒョロっちくてかわいいだけの…。愛にあふれている万太郎と再び共演したかったのに、大窪さんが退場するのは本当に残念です!

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